カナダ

カナダ:バンクーバー

西川 桂子(にしかわ けいこ)

職業…翻訳者、ライター、記者
居住都市…バンクーバー(カナダ)

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71歳の女性が安楽死を選んだという記事

71歳の女性が安楽死を選んだという記事

 カナダで暮らしていると時々、安楽死の報道を見かける。

 2016年、カナダで医師による安楽死ほう助が合法となったとはいえ、ほう助を受けるには
・自ら判断できる成人(18歳以上)が自分で決めること
・重大な病気や障がいがあること
・その病気や障がいが治療の見込みがないこと
・耐えがたい苦痛を受けている
など厳しい条件がある。

 今回、報道された女性もミトコンドリア病という難病で、特にこの1年は症状が悪化していて、固形物を食べることができず、液体しか入らなくなっていたという。

 家族にとっても、女性の選択を受け入れることは簡単ではなかったが、話し合った上で、女性の意思を尊重することを決めた。

 記事には、女性は最後に好きなアイスクリームを食べたり、家族で食事をして、孫と一緒に映画を見て、家族で時間を過ごしたとある。

 取材した人に、女性は「死ぬことは怖くない」と答えたそうだ。


安楽死担当者の求人

安楽死担当者の求人

 実は記事を読んだ1週間ほど前に、保健局の求人で安楽死担当を見て驚いたばかりだった。数年前には知人の母親が安楽死を選んだと聞いたときにも、ショックを受けた記憶がある。

 私が思っているより、安楽死はカナダで身近なのかもしれない。


年々増加している安楽死選択(カナダ政府のウェブサイトより)

年々増加している安楽死選択(カナダ政府のウェブサイトより)

 調べてみると安楽死ほう助が合法となった2016年は、利用者は1015人だったが、年々増加。昨年は5631人が安楽死を選んでいる。

 ケビン・コスナー主演でヒットした映画、フィールド・オブ・ドリームスの原作者、ウイリアム・パトリック・キンセラも2016年、合法化の3カ月後に安楽死ほう助を受けた。




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