台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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あるブースで見かけたPS5とゲームの画面

あるブースで見かけたPS5とゲームの画面

 昨年11月、家庭用ゲーム機のプレイステーション(PS)5が世界各地で販売されました。

 発表当初から品切れ、欠品が予想されましたが、それが現実となり、今でも続いている状態です。

 台湾も例外に漏れず、今でも品切れ、欠品状態が続いていますが、1月28~31日に開催された台北国際ゲームショーの会場に出店していた量販店が抽選、予約販売をしていました。


こちらは抱き合わせ販売(予約)の張り紙

こちらは抱き合わせ販売(予約)の張り紙

 上の写真は、台湾各地にある家電量販店のもの。

 PS5本体(日本のある家電量販店のサイト;税込5万4970円)に加え、専用ソフトの「Marvel s Spider-Man: Miles Morales アルティメットエディション」(日本の公式サイト:7900円+税)と「リビッツ! ビッグ・アドベンチャー(日本の公式サイト:6900円+税)」、アクセサリーのHDカメラ(日本のある家電量販店のサイト:税込6570円)とメディアリモコン(日本のある家電量販店のサイト:税込3270円)のセットで2万2620元(約8万5064円)。

 売り切れだったら、「売り切れ」と表示がつくのですが、最終日になってもついていませんでした。日本のみなさんは、このセット、この価格で購入したいと思いますか?


抽選による限定販売の案内ボード

抽選による限定販売の案内ボード

 一方で、全台湾に店舗を構えるゲーム専門店は、抱き合わせではなく、1万5980元(約6万93円)の本体のみ。1月28~31日のゲームショーの開催期間中、各日限定10台の抽選による販売方式を採用していました。抽選は誰でも申し込むことができ、ブースにいる店員から申し込み用紙を受け取り、必要事項を記入したら、抽選番号が書かれた控えの用紙を受け取ります。抽選は午後4時からで購入者10人を選ぶ、という方法でした。

 


抽選の申し込み用紙が入れられた箱

抽選の申し込み用紙が入れられた箱

 各日午後4時からの抽選には、多くの申込者が集まり、その様子を見守りました。人があまりに集まるので、係員が距離を保つよう求めたボードを掲げながら呼びかけるほどでした。


抽選会はこの密集ぶり

抽選会はこの密集ぶり

 店員が用紙を引き、書かれた番号と名前を呼び、名乗り出たら、購入手続きを行い、指定の日にPS5を購入し、受け取ることになります。

 もし番号と名前を数回呼んでも当選者が出てこない場合、無効となり、再度抽選に入りますが、その度に拍手や歓声が上がっていました。いないのは仕方がないのですが、他人の不運を喜んでいるような気がして、複雑な心境になりました。

 ある日の抽選で決まった販売予定者10人を見ていたら、出展しているブースの関係者の方もいて、PS5人気の凄まじさを見たような気がしました。

 PS5が安定供給されるまで、その動向を静観するつもりでいますが、この人気、いつまで続くでしょうか。


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