フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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旧市街のアパート出入口インターフォンの下に張られていたチラシ

旧市街のアパート出入口インターフォンの下に張られていたチラシ

「予防接種は、パンデミックの終わりの始まりです」

「トンネルの終わりに光が見えます」

などと、政治家によって昨年12月末から大声で公言されている新型コロナウイルスワクチン接種ですが、この様な楽観主義な意見をフランスやスペインでは、皆が受け入れてはいない様子です。

バルセロナ市役所はワクチンの好感度アップのため、5月上旬に各建物の入り口に、ワクチンを奨励する張り紙を貼りました。(上の写真)病気の重症度と死亡率を低下させ、私たちを保護し、医療システムへの圧力を軽減すると説明しています。  

また、保健所から直接、彼らのサイト、電話やSNSによって、
「貴方の番が来ました。いつ接種しに来ますか」と、親切に勧誘してきます。
拒否した知人の所には、その後も何度も連絡が入ったそうです。

実際のところ、予防接種を望んでいる人から、ぜったい予防接種をしないと言う人までいて、意見は両極端です。

■周りの人のワクチンに対する意見■

・他の人がワクチンを受けて、その経過を十分確認しないと受けたくありません。

・私は、ワクチンを全く信用してないわ。すべきだった全ての検査が行われていないと思うから。

・率先して人を助けられるように、何でも受け入れます。

・私は予防接種をするつもりはありません。もし私に強制するなら、とにかく抵抗します。政治家によって移植されたワクチンを人々に実験しているから!

・もちろん、ワクチン接種を受ける必要があると思う!これから普通に生きていけるように、何かをしなければならないと思うから。

・効果と安全性が証明されたコロナに対するワクチンがあれば受けるけど…。

・医者は信用しているが、政府がワクチンを奨励することをあまり信頼していない。

・ワクチンについて不一致な意見があるので迷っている。

 専門家によると、コロナを根絶するには、人口の最大70%がワクチン接種を受ける必要があるそうですが、接種するかどうかは、ワクチンの会社や、保健当局から受け取る安全性と有効性の情報と保証などの問題に依存するという人が結構いるので、自分の番だからと、快くワクチンを受けない人も多いようです。

 本格的にワクチン接種の話が出てから、すでに半年近く経ちますが、ヨーロッパの人は未だワクチンの投与について懐疑的であるように感じます。


 『自分にとって、良いことなのか?考える。納得がいかないと受け入れない。何でも、うのみにしない。』

 このような欧州人のスタンスが、今回のコロナワクチンに対しての彼らの反応でハッキリ感じられました。

 日本で幼い時から、予防接種は良いことだと、特に考えずに受けいれてきた私は、そんな彼らに感心し、自分も何事にも 当たり前だからと思わずに 考えるべきだと思う機会になりました。






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