スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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大雪で周りが見えない状況に

大雪で周りが見えない状況に

 去る11月21日、スイスは突然大雪に見舞われました。

 我が家のあるエリアは、その前日の夜頃から雪がちらつき始め、翌朝早くから管理人さんが雪かきをする音で目が覚めました。

 その後、雪はますます激しさを増し、その日の午後には数十センチ積もる事態に。11月の雪は特に珍しくない雪国スイスですが、それでも予想を超えた大雪ぶりに全国の交通機関は麻痺。40センチ以上の積雪を記録した都市もありました。

 そして道路でも交通事故が多く起こり、あちらこちらでスタックして動けなくなった車や、高速道路の路肩でひっくり返った車など、カオスな状況に。

 その日の夕方、夫は午後6時に仕事を終えて職場から車で帰途についたそうですが、雪かきが間に合わなかった高速道路でタイヤがスタック、20分ほど脱出を試みたそう。車はちゃんと冬タイヤを履いていたものの、激しく降る雪が積もり積もって、それが氷となり、タイヤが空転してしまったのだと言います。


大雪の後の週末の冬景色

大雪の後の週末の冬景色

 その後除雪車が雪を取り除いてくれたそうで、無事雪のトラップから脱出できたのですが、それ以上車で走行するのは危ないと判断、再び職場へ戻り、そこに車を置いて交通機関で帰ることにしました。

 しかし交通機関も全面的に運休、大幅な遅延となっており、長時間来ない列車やバスを待ちつつ、最終的に自宅へたどり着いたのは午後10時40分。お疲れ様でした――。

 その後のニュースをチェックしていると、高速道路は動かない車で大渋滞となっていたり、帰宅難民となって、その日は車内や職場のオフィス内で夜を過ごす羽目になった人もいたそう。

 冬タイヤだから大丈夫、と思っていたのに怖い目に遭ったことから、直ちに新しい冬タイヤに買い替えることにしました。

 スイスの天気予報情報では、フェーン現象の影響で今後気温が再び15℃かそれ以上にまで上がる、と聞きましたが、今度また大雪がいつ降るとも分かりませんものね…。

 日本の雪国にお住まいの皆さんも、今のうちに車のタイヤなどチェックを十分されて、冬本番に備えてくださいね!





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