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スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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歴史的な建物も多い中、人通りが少なく静かな雰囲気のラーンシュタイン

歴史的な建物も多い中、人通りが少なく静かな雰囲気のラーンシュタイン

 アンダーナッハを出発したその3時間後、ラーンシュタイン(Lahnstein)に到着。ここも歴史ある印象的な建物が多い町だったのですが、長年営業していなさそうな店が多く、街全体が少しさびれている印象を持ちました。

 20分ほど町歩きをした後、ライン川横の広い公園内をぶらぶらしていたら、そこにある小さなカフェスタンドのテラス席からマダムたちが数人、こちらに向かってしきりに手を振ってきます。良く見たら同じクルーズ船に乗っている乗客女性たち!どうやら彼女たちも町で特にやることがなかったらしく、ライン川のほとりでコーヒータイムを楽しんでいるようでした。

 マダムたちに挨拶を返しつつ、そのまま停泊している自分たちのクルーズ船の方へ歩き続けていると、不思議な鳥たちに遭遇しました。


目の周りの茶色い模様が特徴的なエジプトガン

目の周りの茶色い模様が特徴的なエジプトガン

 実はこの鳥たち、出発地のケルンの川岸でも数羽見かけていたのですが、何の鳥でしょう? カモに比べてかなり大きく、ガチョウや雁(がん)にしたらちょっと首が短めに見えますが…。

 調べてみたら「エジプトガン」という鳥だと分かりました。アフリカ原産で沼地や水辺に住んでいるカモ科の鳥だそうで、性格はかなり攻撃的というか好戦的なタイプのよう。

 エジプトガンたちの写真を撮ろうと近づいた時、鳥たちは平然としていたのでマイペースな鳥だなあ、と思っていましたが攻撃されなくて良かったです(繁殖期だと攻撃される可能性が高いようです)。


ライン川沿いエリアでよく見かけたエジプトガン、みんなつがいでいました

ライン川沿いエリアでよく見かけたエジプトガン、みんなつがいでいました

 ヨーロッパでは18世紀頃から飼育されるようになった鳥だそうで、逃亡した個体が野生となって欧州全土に生息するようになり、特にオランダやベルギー、ライン川やその支流エリアで特に繁殖しているのだとか。日本でも同様に、飼育先から逃げ出し野生化したエジプトガンの目撃例が報告されているそうです。




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