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スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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旧市街を歩くだけで楽しい、コブレンツの町

旧市街を歩くだけで楽しい、コブレンツの町

 リバークルーズでの旅もそろそろ終わり。最終目的地はコブレンツ(Koblenz/ドイツ語の発音は“コーブレンツ”が近いです)。2000年の歴史があり、川や森、山脈、ぶどう畑など自然もいっぱい(キャンプ場も川沿いにありました)の都市です。

 この日はかなり良い天気で気温も30℃近くあったので、数百メートルぐらい歩くと、すでに体力を消耗しそうな感じ(苦笑)。そこでまずはのんびり旧市街を散策してみることにしました。


出窓や建物の装飾が豪華な「4つの塔」

出窓や建物の装飾が豪華な「4つの塔」

 旧市街内にある十字路の四隅に建つ、豪華な出窓がついた建物は「4つの塔」と呼ばれるバロック様式の歴史的建造物たち。

 最初に建てられたのは1608年ですが、1688年にフランス王国ルイ14世によって引き起こされたアウグスブルク同盟戦争で破壊され、その後に修復・再建されました。ところが今度は第二次世界大戦中に、コブレンツの町のほとんどが焦土と化し、この4つの建物のうち3つが再び破壊されたため、再び再建、一部は拡張もされたのだそう。


要塞まで行けるケーブルカー。列車のような内部でした

要塞まで行けるケーブルカー。列車のような内部でした

 そのまま通りを歩いてショッピングセンターまで行って、買い物をしたり所用をすませたりしているうちにランチタイム。

 そこで船に戻ってランチ休憩した後、今度は自分たちの船のすぐ近くにある「ドイチェス・エック(“ドイツの角”の意味)まで歩いていくことにしました。ここはライン川とモーゼル川が合流する地として知られています。

 ドイチェス・エックの中央には、プロイセン国王からドイツ帝国初代皇帝となったヴィルヘルム1世(1797~1888)の大きなモニュメントがありました。

 そして川向こうにはエーレンブライトシュタイン要塞が見えます。ライン川から118メートルの高さにある城塞で、1817年~1828年にかけて建設された、ヨーロッパで最も大きな要塞の一つなのだとか。


まるでライン川を飛んでいるよう!クルーズ船も上からよく見えました

まるでライン川を飛んでいるよう!クルーズ船も上からよく見えました

 さっそくライン川を横断するケーブルカーに乗り、要塞がある上の方まで行くことにしました。それにしてもケーブルカーで山頂に行くことはあれど、大きな川を横切るのは初めてです。

 ケーブルカーからは、モーゼルとラインの合流地点やドイチェス・エックが良く見えました。


ケーブルカーや要塞からは、モーゼル川(下)とライン川(右)の川の合流地点やドイチェス・エックがきれいに見えます

ケーブルカーや要塞からは、モーゼル川(下)とライン川(右)の川の合流地点やドイチェス・エックがきれいに見えます

 さてケーブルカーを降りると遠くまで草地が広がっています。木陰などはあまりなく、快晴の中、直射日光が体に刺さって痛い…。そのため歩きまわっている人の姿はほぼおらず、みんな少ない日陰のベンチを取り合うようにして休んでいました(苦笑)。

 訪れようと考えていた城塞(別料金)も、内部はかなり広くかなり歩きごたえのある要塞だと聞いたので、今回は見送ることに。いつかまた機会があれば、春や秋頃にコブレンツをリベンジ再訪したいと思います。


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