オランダ

オランダ:アムステルダム

フリードリヒス カオル

職業…フリーライター

居住都市…アムステルダム市(オランダ)

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オランダを代表するイメージ、風車とチューリップ

オランダを代表するイメージ、風車とチューリップ

 咲き乱れるチューリップ、どこまでも続く地平線、そして風車に代表されるのどかな風景から、「ヨーロッパの庭」と称されるオランダは、日本の九州とほぼ同じ面積の小国です。元来、土地がやせていて自然資源に乏しく、自給自足もままならなかったため、16世紀以降は、対外貿易を積極的に行って大航海時代の立役者となり、そのたくましい商魂で小さな国を大きく繁栄させてきた歴史を持っています。


 この商魂こそが、現代に至るまで、オランダ人気質の核を担っているといえるかもしれません。商売で一旦得たお金は手堅く貯金し、いらぬ出費をとことん避けるのが彼らのモットーですが、単純に考えれば、それは既に400年以上も前に培われていた、ともいえそうです。


 英語には、Going Dutch(ゴーング ダッチ、直訳すれば、「オランダ人で行こう!」)なる表現がありますが、これはズバリ、「割り勘」のことを指します。つまり、自分で注文したものの代金は、各自で支払うのが当然であり、ましてや他人におごるなど毛頭ないことを意味するのです。

 しかし当のオランダ人たちにいわせれば、「私たちはケチではなく、あくまでも倹約家なのだ!」となります。事実、オランダ人のケチぶりは、列挙するに暇がありません。ここまで締り屋が揃っていると、もはやあきれ返るのを取り越して、笑いを誘うほどで、ほほえましくさえ思えてしまいます。


 オランダ人はよく、「ネット利用は、息をしていることと同じ」と言います。また、ネットで買い物をすることは、「節約につながる」とまで言ってのけます。

 あるオランダ人は、「オランダは悪天候が多い。いちいち傘をさして買い物にいくのは骨が折れるし、靴の底がへる。仕方がないから、自家用車で行くしかないのだが、ガソリン代がままならない。だったら、自宅でネットを使って注文するほうがずっと安上がりだ」。つまり、ネットの使用料金のほうが、靴の値段とガソリン代を足した出費よりも安くすむ、というわけです。


何があっても祝う、誕生日。家族、同僚、友人を招いて盛大に祝う

何があっても祝う、誕生日。家族、同僚、友人を招いて盛大に祝う

 そんな「倹約家」がそろったオランダ人の生活習慣の中で唯一、許されざる罪とされているのが、誰かの誕生日を忘れることなのです。大げさなようですが、誕生日というのは彼らにとってこの世に生まれた最高の日。友人知人を呼び、たかが誕生日、されど誕生日とはこのことで、ケチとされるオランダ人でも、「年に一度は、ハメをはずして誕生日は大盤振る舞い」をするのです。

 『人間は、人と人との間で生きていくのだから、人づきあいは最も大切』という彼ら。友人・知人とわきあいあい過ごすことには、ちょっとお金をかけるようで、そこがまた御愛嬌(ごあいきょう)ともいえるでしょう。


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