断食月の夜のお楽しみ
2009.09.06 up
1日の断食が明けて大賑わいのスルタンアフメットモスク
イスラム教徒にとって大変重要な断食月は、8月21日の日の出から9月19日の日没まで続きます。
ご存知のとおり、断食期間中太陽が昇っている間は食べ物どころか水、タバコすらもまったく口にできません。
トルコは国民の99パーセントがイスラム教徒です。
そのためこの時期は街の様子がイスラム教一色に染まります。
昼間は断食しているので夜活動
イスタンブール新市街ですら人々は完全に断食月のスケジュールで日々動きます。
明け方3時ごろに起きて朝食。
一旦寝てその後出勤。
夕方は断食が明ける20時頃に家で食事ができるように、誰も彼もがこの時間にあわせて帰宅します。
そのためとんでもない交通渋滞が起こります。
旧市街は敬虔な人々、にわかイスラム教徒で特に大混雑。
断食月の風物詩、屋台の水飴屋
観光地として有名なスルタンアフメットモスク(別名ブルーモスク)は断食期間中の訪問地として有名です。
週末ともなればモスク詣と有名レストランで断食明けの食事をしようという人々でごった返します。
夜はこの人々を当て込んだ屋台がオープンしますがその様子は日本のお正月の初詣の様子を彷彿とさせます。
飲食のできる夜は思う存分食べて家族や親戚とくつろぐ時間。
明け方まで食べて食べて翌日の断食に備える、こんな日々が30日間ほど続きます。
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タグ:断食
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