イスラム教が国教であるリビアでは、当然のようにクリスマスは平日です。
(今年は偶然週末に重なり休みになりましたが)
街にもイルミネーションやクリスマスツリーが飾られるようなことはなく、粛々と過ぎて行きます。
(12月上旬に旅行したエジプトも、街中にはクリスマス装飾はありませんでしたが、外資系ホテルのロビー等にはツリーがありました)
ヨーロッパから来ている駐在員も少なくなりませんが、彼らは大体この時期は休暇を取って帰ってしまいます。
なので、この国でクリスマスらしい情緒はほとんどありません。
私が「ああ、クリスマスだな」と感じられたのは、この風景くらいですかね。
写真に収まっていない山もありました
大型スーパーにある、パネトーネの特設コーナーです。
パネトーネとは、イタリアの伝統的な菓子パンケーキで、クリスマスの時期によく食べられるものだそうです。
残留欧州人のために仕入れているのかしら…?
それとも、リビアはイタリアの統治下にあったこともあるので、そういう習慣だけはリビア人も取り入れたのでしょうか?
さすが甘党リビア人!
余談ですが、リビアでも街中で家庭用クリスマスツリーが売られている光景を、今年の初めころ何度か見かけました。
季節外れのクリスマスツリーに違和感を感じながらも何気なく通り過ぎていたのですが…。
よくよく考えると、あれはヒジュラ暦でいうラビー・アル・アウワル月(第3月)にある、預言者生誕祭の頃でした。
キリスト教のイエス・キリスト誕生を祝うための道具(クリスマスツリー)を飾って、イスラムの預言者ムハンマドの誕生を祝うのかしら…?
もしかしたらこの国の人たちは、私が思っているよりもずっと柔軟性があるのかもしれません。
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