
初夏の緑がみずみずしい森
フランクフルト市から北に約20キロメートルの場所にあるタウヌス山地(Taunus)は、ハイキングやバイクのツーリングの目的地として人気スポットです。一番高い山「グローセフェルドベルグ(Grosse Feldberg)」は、標高879メートルです。この辺りは、夏でも気温が20度を超えないため、避暑に訪れる人々も多いです。今回は、タウヌスで3番目に高い山「アルトケーニッヒ(Altkoenig)」に上ってきました。

山道ですれ違う人と気持ちよく挨拶
アルトケーニッヒは標高798メートルです。途中まで車で行けて、しかも道は比較的ゆるやかなので、お年寄りや子供連れにもお薦めです。山の新鮮な空気を吸い、森林浴を楽しみながら歩けます。

山の上からの眺望。天気も良く、すばらしい眺めです
天気も良く、山の上からはフランクフルト方面を一望できました。今回歩いたコースは、片道約6キロメートル。最後の頂上付近だけは急な上り坂でしたが、それ以外は無理なく(運動不足の私でも)歩けるコースです。

途中には、カフェやレストランがあり、ゆっくり休憩
山の頂上までマウンテンバイクでのぼる人もいます。途中のカフェは、コーヒーやビールを飲みながら休憩する人たちで賑わっていました。

ケルト人が残した石垣の跡
アルトケーニッヒには、紀元前400年頃にケルト人が集落を築いていました。ケルト人が作り上げた石垣の跡が、今でも山頂付近には残っています。遠くからアルトケーニッヒを眺めると、この石(珪岩)が光って見えます。外壁の長さ1390メートルあったと言われる石垣は、残念ながらローマ人により壊されてしまいましたが、苔むした石の山が歴史を物語っています。
フランクフルトで生まれたドイツの文豪ゲーテは、自伝「詩と真実」の中にタウヌス山に登ったことを綴っています。ゲーテの時代、山頂からの眺めは一体どんな景色だったのでしょうか。
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