レストランで残ったものはダーパオ(打包)に
2010.02.11 up
シンガポールで、中国語が分からない人でも、マイタン(買単=会計お願いします、の意)と同じくらいすぐ覚えてしまう中国語が、「持ち帰りにしてください」という意味のダーパオ(打包)。これは、テイクアウトのオーダーを指す他、レストランで飲食して残ったものを、包んでください、とお願いするときに使う表現です。
シンガポールでは、トロピカル気候であるにも関わらず、ダーパオは極めて日常的な習慣です。どんなに少量であっても、ダーパオをお願いすれば当然のように準備してくれますし、こちらから申し出ないときには、「ダーパオにする?」と聞いてくれることも多々あります。
ほんの少し残した飲茶
ちゃんとプラスティックケースに入れてくれました
以前、日本で、食べ残した物の持ち帰りをお願いした際、お店の人に「時間を置いてから食べて何かあったら問題になるので、持ち帰りはお断りしています」と言われました。私もちょっとムキになって、こちらが支払った分を、こちらの自己責任で持ち帰るのに何が問題なのか、と食い下がってみたのですが、断固として受け入れられませんでした。
そのことを思い出し、料理した側から食べ物が傷んでいきそうな気候のシンガポールで、持ち帰りが当然のように習慣づいていることに、最初はとても驚きました。
ダーパオにした食べ物は、その夜の食卓に乗ったり、次の日のお昼に回されたり。頼みすぎた料理を決して無駄にしないことは、大変好ましい習慣であり、こちらの節約術なのだなあ、と感じています。
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