今日はイタリアでも母の日ですが、毎年この日にAIRC（イタリア癌研究協会）がイタリア全国でアザレアの鉢植えを売り、売り上げの一部ががん研究に寄付されるイベントが開催されます。

　今年は、私もボランティアとしてアザレアの販売に参加してきました。お天気はあいにくの曇り空、私が参加したのはミラノの西ゾーンにあるある教会の前の広場。早朝６時頃からトラックで運び込まれる、アザレアの鉢が入った段ボール箱を荷降ろしし、テントを張り、販売用のデスクや書類を準備したり、色とりどりのアザレアを並べ終わったのが８時、その頃には早起きの近所の人達が、アザレアを求めてすでにやってきて、そのまま販売開始です。

　ボランティア・チームは私を含めて12人、ノルマとして与えられた鉢数は352鉢！去年は５時間ちょっとで完売したそうです。

　ボランティアにはトーマス君（かわいい犬！）も参加し、愛嬌をふりまいて貢献してくれました。

　イタリアは世界の中でもがん研究のレベルが非常に高い国であり、AIRC、IFOM（分子腫瘍学FIRC研究所）などのがん研究協会や研究所があります。

　日本では母の日＝カーネーションの花と大体決まっていますが、イタリアではそのような習慣はありません。それでもやはり母の日には、きれいな花をプレゼントしたいと思う人が多く、アザレアの花々も去年をはるかに上回る売り上げで、３時間で見事に完売しました。

　一鉢EUR15ですが、EUR20払って下さる人も多く、イタリア人の寛大さに改めて脱帽しました。来年もまたボランティアに参加しようと心に決め、一緒に頑張ったボランティアの方達、そしてトーマス君に挨拶をして、すがすがしい気持ちで広場を去りました。

　日本に住む母にも、ima経由で一番きれいなアザレアの花を贈ります！

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