臭い、苦い、と聞いただけで何やら良薬を想像させる「ノニ」。ハワイを含めるポリネシアの人々の間では、古くから薬用ハーブとして生活の中に取り入れられてきました。火山質の土壌でよく育つノニの木は、ハワイの山や、道路脇、住宅地など、あちこちで見られます。

白い花が咲いた後、いぼいぼのフルーツが実り、収穫して発酵させます。発酵したフルーツから抽出した液体を「ノニジュース」と呼び、健康飲料として愛飲されています。ボトルに詰めて、アジアやヨーロッパなど、世界各地にも送られているそうです。

私もたまたま試飲する機会があり、市販のノニジュースをちょっぴりなめてみましたが、さすがは古代ハワイアンのハーブ、強烈な味でした。ストレート、濃縮、いろいろなタイプがありますし、まずい、まずいと思って口にしたら案外いける、という方もいらっしゃいます。

ジュース、パウダー、カプセルと、さまざまに形を変えて現代の健康食品と化したノニ製品は、１リットル弱のボトル入りジュースが約4,000円とけっこうなお値段で、ストアに並んでいます。

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