ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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トウモロコシジュースを作っているところ(こしている場面)

トウモロコシジュースを作っているところ(こしている場面)

 ブラジルにはトウモロコシ料理専門店があります。店の代表的な料理はパモーニャやクラウと呼ばれる料理ですが、必ずトウモロコシジュースも販売されています。
【ブラジルのトウモロコシ料理に関する参照サイト】
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=20091025103154


トウモロコシジュース

トウモロコシジュース

 トウモロコシジュースは甘くて冷たく、トウモロコシ入りミルクジュースといった味わいをしています。甘くせず、塩味にすればコーンスープになるような気がします。
 日本の味覚では、コーンスープの方が懐かしくて飲みたくなる一品なのですが、スーパーでこそ粉とお湯で作るコーンスープの素が売られているものの、トウモロコシ料理専門店ではコーンスープがメニューになっている店はあまり見かけたことがありません。
 サンパウロ市の市立市場にもポルトガル人が経営するというトウモロコシ料理専門店があり、ジュースを作る様子を見ることができました。
 


トウモロコシジュースを販売しているサンパウロ市立市場の店(右上の方にはポルトガル人がオーナーなのでポルトガル国旗が飾られています)

トウモロコシジュースを販売しているサンパウロ市立市場の店(右上の方にはポルトガル人がオーナーなのでポルトガル国旗が飾られています)

 あらかじめトウモロコシを粗くピューレにしたものに、ミルクとコンデンスミルク、コーンスターチとシロップを加えてミキサーにかけ、こして出来上がりです。
 店ではすぐに出せるように、できたトウモロコシジュースを専用の機械にストックしています。
 濃厚な味わいのトウモロコシジュースですが、ブラジルの人は好んで飲む人がかなりいるようです。
 日本から来たばかりの人が飲むと、「もっとミルクが多い方がいい」とか「コーンスープの方がいいなあ」など、おなじみのトウモロコシでありながら甘すぎるトウモロコシ風味にギャップを感じる声の方が多いように感じます。
 
 トウモロコシを使ったケーキやムース、プリン、アイスクリーム、カンジッカ(トウモロコシの粒を砂糖ミルクで煮詰めたお菓子)など、ブラジルではトウモロコシで作る料理はどうも砂糖派が多くなっています。


トウモロコシジュースを作る様子(牛乳を加えているところ)

トウモロコシジュースを作る様子(牛乳を加えているところ)


左上からクラウ、フバ(トウモロコシの粉の一種)のケーキ、トウモロコシケーキ、カンジッカ。左下からトウモロコシと鶏肉入りタルト、トウモロコシムース、トウモロコシ入りキッシュ

左上からクラウ、フバ(トウモロコシの粉の一種)のケーキ、トウモロコシケーキ、カンジッカ。左下からトウモロコシと鶏肉入りタルト、トウモロコシムース、トウモロコシ入りキッシュ


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