ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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アラブ料理レストランでおなじみのサンドイッチ「ファレフェル」

アラブ料理レストランでおなじみのサンドイッチ「ファレフェル」

 サンパウロ市内の一般的なスーパーなら、必ずパン売り場に食パンなどと並んで「パン・リバノ(レバノンパン)」と「パン・シリオ(シリアパン)」と呼ばれる商品が販売されています。やはりレバノンやシリアから移民した方々やその子孫にとってはブラジルでも食べ続けたいパンであり、今ではブラジルでもおなじみの身近なパンになっているのかもしれません。
 両方とも丸く薄く焼かれたパンです。違いは、シリアパンの方が厚みとややふんわり感があり、日本ではピタパンなどと呼ばれているパンに近い焼き上がりです。レバノンパンはふんわり感がほとんどなく、本当に薄く、フライパンで30秒も焼くとカリカリに焼きあがります。噛み応えがあるという感じがします。


「ファレフェル」にはミントやトマト、ピクルスがゴマとニンニクのソースなどで味付けされています

「ファレフェル」にはミントやトマト、ピクルスがゴマとニンニクのソースなどで味付けされています

 レバノンパンの食べ方を、アラブ料理レストランでは垣間見ることができます。主食としてちぎりながらペーストをぬって食べる以外に、レバノンパンを使ったアラブ風のサンドイッチが数種類あります。
 中でもおなじみなのが「ファレフェルFALEFEL」と呼ばれるアラブ風サンドイッチです。豆の一種をつぶし錬って団子状にして油で揚げた食べ物と、トマト、ピクルス、ミントやパセリなどをパンの上にのせ、ゴマとニンニク風味のソースで味付けし、クルクルと巻かれたサンドイッチです。
 使われているハーブや香辛料のせいか、エキゾチックな味わいながら、あっさりとして美味しくとても健康的なサンドイッチです。


市販されているレバノンパンのメーカーの一つ。レバノン杉のマークがポイント!

市販されているレバノンパンのメーカーの一つ。レバノン杉のマークがポイント!

 シリアパンはレバノンパン以上に一般のパン屋さんでももっと親しまれています。ハムやチーズ、サラダを具として巻いて冷たいサンドイッチのほか、バールでおなじみのサンドイッチのメニューの一つ「ベイルート」でもシリアパンは使用されています。
【サンドイッチのベイルートについて参照】
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=2010612195716


サンパウロ市のスーパーのパン売り場にはたいていシリアパンとレバノンパンも見かけられます(下から3段目と4段目の一部)

サンパウロ市のスーパーのパン売り場にはたいていシリアパンとレバノンパンも見かけられます(下から3段目と4段目の一部)


商業地区でいつも人が多く出入りするアラブ料理レストランの風景(壁にはレバノンの写真がかけられています)

商業地区でいつも人が多く出入りするアラブ料理レストランの風景(壁にはレバノンの写真がかけられています)


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