はじめに、東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

今回の地震については、ブルガリアでも大きく報じられています。心配した友人たちが私のところにも連絡をしてきてくれます。

私の実家は福島県福島市なので、地震の被害がありました。両親、親戚ともに無事ですが、平穏な日常を取り戻すには長い時間がかかりそうです。

ブルガリアというとても遠い国にいて、私にできることはないのだろうかと考えました。ここからできること、やはり募金以外には思いつきません。

バーを経営する知人に相談して、そのバーで今月いっぱい募金活動をさせてもらうことになりました。赤い羽根や緑の羽根の募金を思い出し、折り紙募金にしました。募金をしたら折り紙をひとつ持っていってもらうのです。
もうひとつは緑茶募金です。バーのメニューに日本の緑茶を加えてもらいました。一杯3,5レヴァのうち、1,5レヴァ（約100円）が寄付されます。

日本の折り紙は、こちらではたいそう人気があります。鶴だけではなく、かえるや孔雀なども折ってみました。ブルガリアの人々は、子どもたちや動物など小さいものに対して本当に深い愛情を持っています。バーに置いた折り紙の動物たちもとても可愛いがられています。小さい紙で折ったものにより惹かれるようです。

バーを訪れるお客さんが少しずつ協力してくれています。とてもありがたいことです。

このような自分の行為が、もしかしたらただの感傷的な自己満足に過ぎないのではないかと何度か自問自答しましたが、反省ならあとからしようと思い切って行動に移しました。行動しなければ反省もなく、残るのは後悔だけになるだろうと思ったからです。

集まった義援金は、被災地の復興に役立ててもらえるように日本赤十字社に送ります。
協力してくれているバーの皆さんに心から感謝します。小さな支援でも踏み出すには勇気がいるということを、今回はじめて知りました。

ブルガリアの皆さん、本当にありがとうございます。
被害に遭われた方々が一日も早く生活を取り戻せますように、できるだけの応援を続けたいと思います。

DADA SOS FOR JAPAN 20-31March
Dada Culturalbar
G.Benkovski Str.10 Sofia BULGARIA
facebook.com/dadacultural

レポーター「早坂 由美子」の最近の記事

• 東京イルミネーション
• 一面黄色く染まった大学キャンパス
• 東京ドームで都市対抗野球を観戦

「日本」の他の記事

• 韓国からのお土産でお勧めのドーナツミックス
• クリスマスイルミネーション　丸の内
• クリスマスイルミネーション　銀座