3月20日日曜日の午後、ブルガリアの首都ソフィアのチャイナタ（ティーハウス）というカフェで、東北地方太平洋沖地震のためのチャリティ・ジャズコンサートが開かれました。
このコンサートを企画・運営したのは、ソフィア在住の日本人女性有志の皆さんです。当日はとても寒く今にも雨が降り出しそうな天候だったにも関わらず、たくさんの人がチャイナタを訪れました。

コンサートは午後2時はじまりでした。私は少し遅れて2時15分頃到着したのですが、そのときにはもうたくさんの人がいて椅子に座りきれず、立ち見の人も溢れて店内は満員状態。ジャズの音色が響いています。

有志の皆さんが手作りの焼き菓子をたくさん用意していました。抹茶を使った日本らしいお菓子とブルガリアらしいお菓子、どちらも用意されているところに気遣いを感じます。チャイナタはお茶の専門店なので、お茶請けにと焼き菓子がとても人気でした。お土産に買う人も見受けられました。

コンサートの入場料は10レヴァ（約650円）と、ブルガリアでは決して安い金額ではありませんでした。それにも関わらずこれだけの人が足を運んでくれたということに感銘を覚えます。そして地震からたった一週間でこのコンサートを実現した有志の皆さんの行動力にも驚かされました。

コンサートの収益金は全額、「国境なき医師団日本」に寄付され、被災地の救済活動に役立てられます。

ブルガリアの人々の思いやりに助けられる日々です。

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