運営団体によって違う救急車のデザイン
2011.05.11 up
ボストンの救急車のひとつ
日本でも救急車の有料化が検討されていますが、医療費の高いアメリカでは、救急車を呼ぶのはもちろん有料です。地域によっても違いますが、乗った人の話では、ボストンではだいたい600~800ドル(約5万円~6万6千円)取られるようです。
ニューヨークで見た救急車
ボストンの救急車のひとつ
日本と違って、アメリカでは救急車やパトカー、消防車のデザインに規定がないので、いろいろなデザインの車両があります。救急車は消防、民間、病院、警察など、運営団体によってデザインが変わるので、デザインに共通性がありません。
スペルミス? 救急車の前面に書かれた文字
デザインは違いますが、救急車の前面には共通して、“AMBULANCE(救急車)”の文字が鏡文字で書かれています。これは救急車の前方の運転手がミラー越しに見た時に、救急車であることをより認識しやすくするためです。
救急医療の象徴、スター・オブ・ライフ
このロゴマークは“The Star of Life(生命の星)”と呼ばれる救急医療のシンボルマークです。上の画像を見てもわかるように、アメリカの救急車にはみんな、前面、側面、後ろ側についています。
中央の杖と蛇は、ギリシャ神話の医学神に由来し、“医学”を表しているそうです。また、6本の突起には、Detection(発見)、Reporting(通報)、Response(対応・応答)、On Scene Care(応急処置)、Care In Transit(搬送中手当)、Transfer to Definitive Care(医療機関への引き渡し)の意味があり、人々の迅速な連携によって、救命救急が成り立つことを表しています。
レポーター「花咲 ありす」の最近の記事
「アメリカ」の他の記事
タグ:アメリカ,ボストン,医療,救急車,スター・オブ・ライフ
- 5158 ビュー
- 0 コメント
0 - Comments
Add your comments