フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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皆さんは、「じゅげむじゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょの…」という、
長い名前を持つ男の子の昔話をご存知でしょうか?
実は、フランスで私は出会いました!
名前を聞いて驚くほど長く、つい、小学校の頃、面白がって繰り返し音読した「じゅげむ…」を、思い出したものです。
そして、ここには非常に長い名前の人が、多く存在していることを知りました。
例えば、マリーエリザベス・ジャンクリストフ・アレキサンドラ・ベルトラント・ブルジョワさんです。
そして、それはどうしてなのか?
ちゃんとした理由があるのも分かりました。


パリ近郊で多い苗字ベスト20です。女性雑誌Journal des Femmes より

パリ近郊で多い苗字ベスト20です。女性雑誌Journal des Femmes より

海外には、ミドルネームがあるのは知っていましたが、実際聞いてみると 予想をはるかに超える長い名前を持っています。
つい私は、「その名前、サインする度に書くのか?」「どの名前で呼ばれるのか?」「気に入っているのか?」などと、質問してしまいます。
そして私は、自分の名前が短すぎて、何故か告げるのが、気が引けた時さえあります。
相手は王様のような大そうな名前を持っているように 感じられたのです。

赤ちゃんが生まれると、まず、両親が第一番目の名前を好みで決めます。
2番目と3番目のいわゆるミドルネームにあたる名前は、マレン、マランの名前がつくのです。カトリックの宗教上のもので代母・代父として赤ちゃんの親が選んだ人たちで、名付け親となります。でも、これは必ずではなく、選ばなくても問題はないのですが、今もなお 選ぶ人が多いです。
4番目と5番目は、苗字に当たります。フランスでは結婚していないカップルが、子供を持つケースが非常に多く、父親と母親の苗字が両方与えられるからです。

こうして正式名称は、長いのが普通なのです。
でも勿論 普段の生活では、自分の好みで短縮して使っているそうですが、
やはり、ややこしい気がします。





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