北欧といえばオーロラ、スウェーデンでもキルナやウメオなど北部に行くと観測できます。
しかしオーロラはあくまでも自然現象なので、オーロラ観光目的のツアーに参加したからとはいえ見える保証はないもの。しかし私が実体験したなかで「折角のオーロラチャンスを見逃さないためのコツ」ならあるようなので、読者の皆様にご紹介いたします。
(とはいえオーロラは自然現象のため、ここで記載のことを実施することにより必ず観測できると保証するものではありません)
北欧と日本の時差は7~9時間、旅行中は時差の影響で早寝早起きになる方、夜なかなか眠れない方も多いと思いますが、もし夜中に目がさめた時は観測の大チャンス、また寝ようとする前に、まずカーテンを開けて見てみましょう。
私が「夜中窓からオーロラ見えた!」「オーロラ見えたから外に出て見てみると素晴らしかった」と言っても、同伴者は全く気づいていなかったという体験も数回あります。
留学生の頃、研修で行ったキルナの近郊、ユッカスヤルビのアイスホテル見学時の写真、建物、ベッド、グラス、何でも氷でできていました。もちろん春になると溶けるので毎年作り直し、冬場だけ営業のホテルです。ベッドカバーはトナカイの皮です
もし個人旅行などでホテルの選択が可能であれば、都会を離れ電灯が少なく、周辺に大きなビルがなく窓から空を眺めやすい場所に泊まることをおすすめします。部屋の窓も大きいほど有利です。
特にスウェーデンやフィンランド北部の冬は非常に寒く、日中でもマイナス20度は普通、私が冬にフィンランドのロバニエミに旅行した際のこと、飛行機内のアナウンスで現地の気温マイナス13度と聞くと、思った程寒くないと安心した程です。特に冷え込みが激しいときにはマイナス40度になることもあります。
旅行中の疲れている時ほど、わざわざ夜中に寒い外に出て確かめるのは億劫と思うことも多いもの、窓から少しでもオーロラの光が確認できたら、外へ観測にレッツ・ゴー!(防寒対策とオーロラ撮影用カメラを忘れずに)
素晴らしいオーロラの繊細な色と動きに感激することでしょう。
ノルウェー最北の地に浮かぶ北極圏の島、スピッツベルゲンに行ったときのアルバムです。この時は5月で既に白夜、冬はオーロラ観測も可能です
それでも運悪く見られなかったという方、オーロラ観測が可能な地域では、観光客向けにビデオなども販売されていることがほとんどですので、お土産や自宅用に買っていかれる手もあります。
しかしオーロラ観測に来る観光客を不思議に思うという現地の住民も多いという話を聞いたことがあります。彼らにとってはオーロラを見ることは日常茶飯時、わざわざ遠くからカメラなどを持って観測に来る観光客は不思議な存在なのかもしれませんね。
私が持っているアイスランド景勝地が集められたトランプ、ジョーカがオーロラ写真
アイスランドやノルウェー北部沿岸のトロムソなどでもオーロラ観測が可能、スウェーデンやフィンランド北部に比べ、暖流の影響で緯度の割に比較的気温が高いので、寒さが苦手な方にもおすすめです。
その他、私はまだ行ったことがありませんが、アラスカやカナダ、グリーンランドでもオーロラ観測が可能、また機会があれば違う地域でオーロラを見てみたいと思っております。
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