スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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マッジョーレ湖のブリサーゴ島に今から上陸します!

マッジョーレ湖のブリサーゴ島に今から上陸します!

 スイスはその小さい国土の割に、多くの湖や山といった自然に恵まれた国であり、湖でクルーズを楽しむこともできます。特にスイス南部にあるマッジョーレ湖には、船で訪れることができる小島もいくつかあり、人気があります。
 日本人だからなのか、大陸にいるより島にいる方が落ち着くので(笑)、そんな島々のうちの一つであるブリサーゴ島(Isole di Brissago)へ行ってみることにしました。


この小さなフェリーでミニ『船の旅』の始まり

この小さなフェリーでミニ『船の旅』の始まり

 乗り込んだ船はやや小さめでしたが、中に売店もあるのでリラックスした雰囲気で、船からの景色を楽しんだり、ただただぼーっとしたり、外の風と太陽光線をさんさんと浴びたり……とみんなそれぞれに船上でひとときを過ごすことができます。
 船は湖を右往左往しつつ、他の町にも立ち寄りながら、45分~1時間ほどかけて、やっとブリサーゴ島へ到着です。このブリサーゴ島は、本当に小さな島なのですが、この島そのものが植物園となっており、2010年でこの植物園も60歳を迎えたそう。


島に残るお屋敷は、現在も結婚式などに利用されているようです。この日も披露宴が行われていました

島に残るお屋敷は、現在も結婚式などに利用されているようです。この日も披露宴が行われていました

 もともとは、1885年にフレミング・セントレジャー(Fleming St. Leger)夫妻がこのブリサーゴ諸島を買い取り、植物園を始めたのだそうですが、その後夫のリチャードは島からも、そして妻のアントワネットからも去り、イタリアのナポリへ行ってしまいます。
 妻のアントワネットの方も第一次世界大戦後に抱えた多額の負債により、ブリサーゴ諸島をマックス・エムデン (Max Emden)に売却します。


ブリサーゴ島(植物園)から穏やかな湖を眺めていると、それだけで癒しの効果が……?

ブリサーゴ島(植物園)から穏やかな湖を眺めていると、それだけで癒しの効果が……?

 彼自身植物園に興味はあまりなかったようですが、移住後エムデンが建てたお屋敷が現在も残されています。
 島内には亜熱帯地方で育つような植物がたくさん茂っているかと思えば、竹林もあったりと、のんびり歩いているだけでゆったりした、そして“南国にいる”気分にもなれる、ちょっぴりユニークな島でしたよ!


少し京都(?)を彷彿とさせる竹林が、一番ホッとします(笑)

少し京都(?)を彷彿とさせる竹林が、一番ホッとします(笑)


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