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台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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駅の柱にある張り紙

駅の柱にある張り紙

 日本では、駅の中に売店や自動販売機があり、食べ物と飲み物は気軽に買えます。ただ、飲食に関しては、マナーの観点から判断が難しいところですが、「できなくもない」という感じだと思います。
 私自身、さすがに電車の中での飲食は抵抗がありますが(新幹線や特急などを使った長距離移動のときは別ですが)、駅で電車待ちの時にジュースをゴクリ……という経験はあります。

 皆さんはいかがでしょうか。


MRTの車両の中にある禁止表示

MRTの車両の中にある禁止表示

 先日、MRT乗車中に飲食をしていた二人組の男女に罰金が科せられる光景を初めて目撃しました。台北のMRTでは、上の写真のように飲食は禁止され、最高で罰金7,500元(約25,133円)が科せられますが、罰金を科せられる光景は見たことがないので驚きを持って見ていました。

 


車内には監視カメラが

車内には監視カメラが

 二人組は始発の淡水駅から飲食をしていましたが、しばらく経ってから、MRTの調査官二人が乗り込み、その二人組に「さきほど、飲食していましたね」と尋ねました。二人組は「ええ」と答え、調査官は続けて「(飲食は)禁止行為です。罰金を科します」と告げ、いわゆる“違反切符”を作成し始めました。
 
 二人組も「(飲食禁止を)誰も教えてくれなかったじゃないか!」と反論しましたが、車内にある2枚目の表示を指差し、「ここに表示がありますよ」と言い、作成した違反切符を手渡しました。

 これにより、二人組は飲食禁止違反で罰金の支払いが確定したことになり、二人の表情には後悔の色がにじみ出ていました。

 MRTの駅や車内では、まれにのどを潤すために持ちこんだ水をゴクリ……という光景が見られますが、その中には、観光で来たと思われる日本人の方も。これらは、一瞬のことなので、罰金を科されるまでには至りませんでしたが、違反であることには変わりありません。

 調査官がやって来てから、「知らなかった」とか「誰も教えてくれなかった」では済まされません。駅にも車内にも監視カメラがしっかりついています。MRTご利用の際は、飲食禁止の規定にくれぐれもご注意ください。




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