タイ

タイ:バンコク

青柳 みちよ(あおやぎ みちよ)

職業…主婦ライター

居住都市…バンコク(タイ)

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あれ?酒屋さんが真っ暗だ

あれ?酒屋さんが真っ暗だ

買い物の帰り、酒屋さんによってワインでも、と思い店の前に立った途端「?」。店内は電気が消され人気もありません。タイでは午後の2時から5時までは酒類販売禁止ですが、今はまだ昼の12時、いったいどうしたことでしょう?


仏教行事のため酒類販売を禁止…とあります

仏教行事のため酒類販売を禁止…とあります

ふと見ると入り口に何やら張り紙があります。近づいて読んだ途端思わず「しまった!」、今日と明日は宗教行事のため、二日連続で「酒類販売禁止日(禁酒日)」だったのです。過去にも同じ失敗を経験していますから、今回は自分の不注意としか言いようがありません。


またしても禁酒日じゃ

またしても禁酒日じゃ

さて、今回の仏教行事とは、「アサラハブーチャ(三宝節)」、陰暦で8月の満月の日に、釈迦が5人の弟子に説法をし、仏・法・僧の三宝ができた日だそうです。
そしてその翌日は「カオパンサー(入安居)」、この日から3ヶ月間僧侶たちは修行のため寺に籠もります。もともとは雨季の季節に、生い茂る雑草の中の小さな生き物や作物などを誤って踏み潰す殺生を避けるため、というのが始まりだそうです。


オークパンサーは気をつけなくちゃ

オークパンサーは気をつけなくちゃ

さすが敬虔な仏教国、その信心の深さには頭が下がる思いです。ついさっき酒屋の前で嘆いた自分を恥ずかしく思ったりもしますが…、それでもやはり酒好きにとって禁酒日は厄介なもの。もう同じ失敗を繰り返したくないものです。
ちなみにカオパンサーが明ける3ヵ月後の「オークパンサー(出安居)」もやはり禁酒日となるそうなので、旅行者の方はくれぐれもご注意を。



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