南アは今、日本で言うところの税務署の確定申告時期の真っ最中です。
7月1日から11月21日まで全国の税務署（南アではSARS（＝南ア歳入庁）と呼ばれます）で行われ、多くの人が訪れます。毎年この時期は、どこのSARSも朝から大行列で混み合います。窓口担当者の作業の遅さ（アフリカだからしょうがない）もあり、待ち時間が長く、イライラが募ることもあります。
そんな時間の無駄を省くためにも、数年前からオンラインでも確定申告を行えるようになりました。なかなか画期的なシステムで、必要書類の提出をオンラインで行え、マイページで進捗状況を確認できます。困ったり質問がある時は電話で問い合わせができ、親切に教えてくれるので助かります。

今年は、私もオンラインで申告を行いました。申告が終わり、いくらかの払い戻し金がでるという通知が来たのですが、なぜかシステムに登録されている銀行口座と名前が一致しないとのことで、ID・銀行口座証明書・居住証明書などの追加書類を最寄りのSARSに持参下さい、とのお知らせが・・。オンラインですべて終了すると思っていたものの、結局SARSのオフィスまで行かなければならなくなってしまいました。

午前中に行きましたが、案の定、行列ができていました。そして1時間近く待って、やっと自分の順番が来ましたが、窓口担当者の作業態度の悪さには呆れました。自分の携帯を片手間に気にしながら仕事を行い、さらには後ろを通りかかる他のスタッフとダラダラとおしゃべりを始め、とてもプロフェッショナルとは思えない対応。文句を言うとさらに時間がかかりそうなので、言いたい気持ちをぐっと抑えて、なんとか終了。結局、並んでからから終わるまで2時間ほどがかかりましたが、すっきりしました。

南アフリカのサービスの質は、このような役所関係では特に悪いです。そんな時はいつも日本のサービスの質の高さを思い知らされます。時間通りに、マニュアル通りにきっちりと物事をすすめられる日本のサービスの質の高さは、世界に誇れるものだと思います。

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