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インド:ムンバイ

及能 直子(きゅうの なおこ)

2009からヨハネスブルグ(南アフリカ)に滞在ののち、
現在、インド ムンバイに居住中

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パンツタイプ 54枚入りで1900円位です。南アでは、一般的に紙製品は高いです。

パンツタイプ 54枚入りで1900円位です。南アでは、一般的に紙製品は高いです。

先日、お店で日本のブランド・ユニチャームの紙おむつが売られているのを見かけました。(商品名:BabyJoy pants)今まで、日本製の紙おむつは南アでは販売されていませんでしたが、今年に入ってから、本格的に南アで売り出しを始めたようです。以前からユニチャームが南アに進出する話は聞いていましたが、最後の巨大市場であるアフリカにとうとう足を踏み入れた模様。


Japanese Technology=日本の技術、と性能の良さをアピールしています。

Japanese Technology=日本の技術、と性能の良さをアピールしています。

南アでは、紙おむつは高級価格帯は2種類のブランド(PumpersとHuggies)、その他低価格帯というに住み分けがなされていますが、価格からみてユニチャームの商品は高級価格帯に属します。
他の2種類の高級ブランドは、テープタイプとパンツタイプの両方のラインナップに加え、一つのブランドから複数の価格帯の商品を出していますが(例:質の良い割高なプレミアム商品とリーズナブルな商品)、ユニチャームの商品は今のところパンツタイプのみの1種類のようです。
近年台頭している黒人のお金持ち層=ブラック・ダイアモンドと呼ばれる消費者をターゲットにしているのか、パッケージは黒人親子の写真でした。南アでは、これからは今よりもさらに黒人のお金持ちが増えていくのは明らかです。


パッケージには黒人親子。南アの人口の8割は黒人であり、さらに今後は黒人の高所得層が増えるため、黒人をマーケティングのターゲットにしているのでしょう。

パッケージには黒人親子。南アの人口の8割は黒人であり、さらに今後は黒人の高所得層が増えるため、黒人をマーケティングのターゲットにしているのでしょう。

南アでは、車でも日用品でも日本製品は中国・韓国製品に市場を押され気味なので、こうして新たに日本ブランドが進出しているのを見ると、嬉しくて応援したくなります。
日本製品は質は良くても高いので、市場に浸透しにくい面があります。しかし今後、お金持ちが増えるにつれて質の良さがわかる人が増え、日本製品の良さがより広く認知されるといいなと思います。




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