メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 トナラの伝統行事「タストアン」に向け、七週に渡って行われたお面の講習会も今日が最後になりました。

 なんと残念なことに、私は仕事の関係で数回出ることができず、時間的にも足りなくて、顔につける部分のみを完成させるに止まってしまいました。本来は頭をつけるはずなのですが、それはまた来年以降のお楽しみにしましょう。


顔の部分だけですが、それでも1.5キロの重さになってしまいました

顔の部分だけですが、それでも1.5キロの重さになってしまいました

 参加者全員に「修了証」が渡されたあと、みんなの作品を並べて展覧会。子供も大人も、お互いの作品をじっくりと眺めながら、褒め称えあい、相手の技術やセンスからまた新たな何かを感じ取っているようです。
 それぞれが何かのテーマを持っていて、工夫した箇所、難しかった工程などを話しながら、見ています。メキシコ人の性質なのでしょうか、友達になるのに年齢の壁はありません。老いも若きも、同じ時間と空間を共有している仲間になれるのです。


ずらりと並べられたお面、迫力あります。

ずらりと並べられたお面、迫力あります。

 中には、家族が代々続く陶芸家のお嬢さんもいて、その絵付けの素晴らしさに脱帽。これは芸術品と言ってもいいでしょう。ちなみに、彼女の本職はコンピュータープログラマー。アートを職業とはしていないあたり、日常にアートが溢れるメキシコらしさでもあります。

 市役所から頂いた修了証とケーキを片手に、みんなの楽しそうな品評会、鑑賞会をあとにしました。

 さあ、次は本番、7月25日の「タストアンの祭り」です。


この絵付けと仕上がりにはため息がでます。

この絵付けと仕上がりにはため息がでます。


お面と作者。その対比もおもしろい。

お面と作者。その対比もおもしろい。


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