タイ

タイ:バンコク

青柳 みちよ(あおやぎ みちよ)

職業…主婦ライター

居住都市…バンコク(タイ)

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デパート内に設置された国王のお写真

デパート内に設置された国王のお写真

タイ国民に「父」として崇められていた、プミポン国王が先日崩御しました。

タイ国民のプミポン国王に対する敬愛の深さはとても深く、国王の崩御という経験自体が、今を生きるほとんどのタイ人にとって初めての出来事であるため、バンコク市内はどのような状態になるのか、外国人の間では不安の声も聞かれました。


国王の軌跡を追う番組が流れました(テレビの画像を撮ったものです)

国王の軌跡を追う番組が流れました(テレビの画像を撮ったものです)

私自身は2週間のオーストラリア旅行から帰ってきたばかりのスワンナプーム空港で、国王崩御の第一報を耳にしました。
しかしこの第一報は正式発表前のことだったので、事実かどうかを疑問視する向きもありました。


店の手前は黒い色の商品に置き換えられました

店の手前は黒い色の商品に置き換えられました

それでもその情報とともに、日本人コミュニティー内はにわかに色めきたち、日系スーパーでは肉や卵など売り切れの品が目立ちました。
災害時でもないのにテーブルコンロが目立つ場所に置き換えられ、私もつられて予備のガスボトルを買っていました。
なんだか落ち着かなかったのです。


ブティックのウィンドーを飾るのも黒い服が目立ちます

ブティックのウィンドーを飾るのも黒い服が目立ちます

正式に崩御のニュースが流れたあと、すべてのテレビは海外向けNHKも含め、国王の軌跡をたどる特集で統一されました。それは出棺が終わるまでのほぼ丸2日間続きました。
人々は喪に服すため黒い服の着用を始めました。外国人も同じです。
店や銀行は白黒のリボンで入り口を飾り、記帳場を設ける場所は今も増えています。


白黒のリボンを取り付ける様子

白黒のリボンを取り付ける様子

テレビには悲しみに打ちひしがれる人々の姿が映し出されました。
でも実際に街を歩いていると、ほとんどの人たちは日常の生活に忙しくしています。
屋台もカフェも、ピザのデリバリーも普通に行われています。
街の機能がストップするほどの尋常じゃない状態にならなかったことに、在住外国人はみなホッとしているのではないでしょうか。


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