オランダ

オランダ:ハーレム

倉田 直子(くらた なおこ)

職業…ライター
居住都市…ハーレム(オランダ)

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オランダにとって、チューリップの花や球根の販売は重要な産業です。
ハイシーズンを迎える前の1月、近年ではプロモーションの一環として盛大なイベントが行われるようになってきました。


それは「ナショナル・チューリップ・ディ」(Nationale Tulpendag)と呼ばれる、チューリップの摘み放題イベント。
アムステルダムの中心地にあるダム広場に20万本のチューリップが運び込まれ、1日限りのチューリップ・ガーデンが設置されるのです。
毎年1月の第三土曜日に開催されているそうで、今年は1月16日でした。

13時から16時半までの開催と聞いていたのですが、14時頃に会場に到着したら上の画像のような大変な混雑ぶり!
会場に入るための長い行列ができていて、1時間近く並ぶ必要がありました。



会場内も大混雑でしたが、無料配布のビニールバッグに好きなだけチューリップを摘むことができました。
持参した大きな袋に、両手で抱えるくらい持ち帰っている強者もいましたね。
でも前述のとおり20万本もあるというので、どれだけ取っても足りなくなることはなかったと思いますが。


ちなみにこれが、会場のボランティアのユニフォーム。
一人のスタッフと少し立ち話しましたが、これらのチューリップは温室の水耕栽培だったそうです。

暖冬と言われていた欧州も1月からぐっと冷え込みがきていたのですが、なんだか春を先取りできた気がします。
部屋に飾ったチューリップのお蔭で、気分が明るくなりました。
こうやって気分を上げていくのも、オランダならではの抗鬱メソッドかもしれませんね。


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