スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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チャップリン博物館の入り口。閑静で昔ながらの建物が残る、コルジェ村にあります。

チャップリン博物館の入り口。閑静で昔ながらの建物が残る、コルジェ村にあります。

 16年もの年月をかけ、2016年4月17日にチャーリー・チャップリン博物館がスイスでオープンしました。
 その名も『チャップリンズワールド(Chaplin\'s World)』。チャップリンが25年もの間、家族とともに晩年在住していたコルジェ・シュール・ヴヴェイという村にあり、博物館もその敷地内に建てられています。


『スタジオ』内は、大きなセットのようになっていて、本当に映画の中に入りこんだよう。

『スタジオ』内は、大きなセットのようになっていて、本当に映画の中に入りこんだよう。

 チャップリン博物館は一言で表現するならば、チャップリンとその作品を当時の世界情勢や時代と絡めて紹介している博物館で、主に「スタジオ」と「チャップリン家邸宅」「庭園」の3部に分かれています。

 「庭園」は何ヘクタールもある広い庭で、古くて大きな樹木やリンゴや桜などの木がたくさん植えられています。その広大な庭園内には遊歩道があり、チャップリン一家はその庭で四季の移り変わりや鹿やキツネ……といった野生動物と親しんだのだそう。

 同敷地内に建てられている、チャップリン家の邸宅には、家族との日々の暮らしがテーマになっており、スイスでの生活を収めた個人的な家族写真や映像が展示されています。多くの部屋が公開されており、一部複製されている以外は、当時使用されていた家具、調度品がそのまま邸宅内に保存されています。


チャップリンといえばおなじみの黒い帽子、ステッキ、靴。実際に使用されていたものも展示されています。

チャップリンといえばおなじみの黒い帽子、ステッキ、靴。実際に使用されていたものも展示されています。

 一番のハイライトである「スタジオ」では、チャップリンの作品がスタジオのあちらこちらでワンシーンと映像によって紹介されており、まるで本物の映画のセットを見学しているような気分になります。そこではトリビア・裏話的な話もたくさん紹介されています。


チャップリン家の邸宅内は、家族とのスイス生活がテーマ。

チャップリン家の邸宅内は、家族とのスイス生活がテーマ。

 チャップリンのファンの方のみならず、私のようにチャップリンの基本的な知識しか持ち合わせておらず、映画もまともに見たことがない、というような人でも楽しめるミュージアムだと思いますので、今後スイスの西部を訪れる機会がある方は、旅程にチャップリン博物館も加えてみてはいかがでしょう。


コルジェ村近くの町、ヴヴェイの遊歩道でもチャップリンの銅像に出会うことができます。

コルジェ村近くの町、ヴヴェイの遊歩道でもチャップリンの銅像に出会うことができます。

チャップリン博物館(Chaplin\'s World)
住所/ Route du Fenil 2 CH - 1804 Corsier sur Vevey
ホームページ/  http://www.chaplinsworld.com/ 
開館時間/ 無休(1月1日と12月25日を除く) 10時~18時まで
料金/ おとな 23スイスフラン こども(6歳~15歳) 17スイスフラン 6歳以下 無料


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