フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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パリのオルリー空港のトイレ内に設置されたアンケート機器

パリのオルリー空港のトイレ内に設置されたアンケート機器

 最近、海外の空港トイレが、目覚ましく衛生的になってきている印象を受けます。以前は、トイレットペーパーが詰まり、替えの紙が無い、床に紙が湿って落ちているといった光景をよく目にしました。外国人はトイレに無頓着なのだと感じていました。

 ところが、ここ1、2年、いろいろな国の空港で「トイレ評価機器」を目にするようになりました。それが、すぐに成果を挙げているとは言えませんが、トイレを美しく保とうという心掛けが感じられて、うれしくなりました。

 もしかしたら、日本のトイレに対する認識を外国で取り入れたのかもしれません。「日本のトイレは、すごいシステムが付いている!」。日本のトイレに感動する外国人が多く、それがさまざまなメディアで報道され、映画にも取り上げられている時期がありましたね。


バルセロナのエル・プラット空港内トイレ入り口に設置された機器

バルセロナのエル・プラット空港内トイレ入り口に設置された機器

 トイレを利用した後、トイレはどうだったか快適度を評価してもらうものです。あまり気が付かないのか、通過し、ほとんど押している人はいませんでした。ちなみに、わが息子は、真剣に考えてボタンを押していました。

 表示は、言語が違う利用者のことを配慮してか、ニコニコマークから始まり、不満げな表情のマークへと変化、分かりやすいです。利用後の感想を、ボタンを押してアンケートに答えるシステムで、至って単純ですが、いろいろな効果があると思います。


パリの空港内の洗練されたトイレ

パリの空港内の洗練されたトイレ

 公共トイレを清潔で美しく利用してほしいと言っているようで、その存在自体に意義があります。清掃担当も、手を抜いてはいられないでしょうし、自然に良い効果をもたらしている気がします。

 利用者も、この評価システム機器の存在を見たら、以前よりも気を付けてきれいに使用しようと考えるに違いないです。

 とにかく、この機器を導入し、トイレを美しく維持し、サービス向上を心掛けているのが、大変うれしい!




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