皆さん、普段、夢って見ますか？　その夢をくっきり覚えていますか？

　今回は、最愛の人と夢で再会した祖母の話を紹介します。昨年2017年7月14日に亡くなった祖父。18年3月の初彼岸も無事終わったころ、新見市のあちこちで桜が少しずつ芽吹いてきました。

　そんなある日、おばあちゃんが目を輝かせて知らせてくれました。「お父ちゃん（私にとっての祖父）が、初めて夢に出てきたんじゃ！　向こうにいって、ニコニコ笑いながら楽しそうにおしゃべりしよった。元気そうな様子を知れて、ほんと、よかった。よかった。安心した」

　夢の中、おじいちゃんとおばあちゃんは一緒のバスツアーに参加。途中下車し、おばあちゃんはおじいちゃんに声を掛けられたけれど、幸せそうな様子を見て安心して、おじいちゃんのいる所へついて行かなかったそうです。バスツアーのメンバーや天気、どこに行ってどこで降りたか、くっきり現実のように細やかに状況を教えてくれました。

　祖母は亡き祖父のことが大好き。昔も今も思いは変わっていません。「この世では会えない、せめて夢に出てきて」と懇願していたそうです。

　普段は夢を見ないそうで、どんなに思っても願っても会えない。でも、18年3月下旬、やっと夢で再会できた祖母。そのころ、新見市のあちこちで桜の花が咲き始めたのです。

　よかったね。おばあちゃん。

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