スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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毎年8月1日は、スイスの建国記念日!

毎年8月1日は、スイスの建国記念日!

 海外に住むようになってから、日本は祝日が多いなあと思うようになりました。

 日本では、2016年に「山の日」が施行されたり、「海の日」「こどもの日」…など祝日がたくさんあるように思います。世界を見渡しても、年間に20日弱もの祝日がある国は、あまりないのではないでしょうか。

 スイスでは、国の祝日として設定されているのは1日だけ。8月1日の建国記念日がその日です。

 “国の祝日”は1日だけですが、その他にはどの州(県)も通例で休日となっているのが、キリスト教関連の日である「昇天祭」やクリスマスの日、元旦といったところでしょうか。スイスは連邦国家のため、それぞれの州が祝日を各自で決められるようになっているのです。


「国の祝日」ではありませんが、クリスマスの日が全国一致で祝日なのは、当然?

「国の祝日」ではありませんが、クリスマスの日が全国一致で祝日なのは、当然?

 筆者が在住するフランス語圏フリブール州の祝日は、年間の祝日が9日あるのですが、8月1日の建国記念日の他に、元旦や12月25日のクリスマス、あとはすべてキリスト教に関する祝日となっています。フリブール州は他の地域に比べ、敬虔なカトリックの人が多いため、そうなっているのでしょう。

 さて、州単位で自由に祝日を設定できる――となると、当然ながら州によって祝日の多い少ないといった差が出てきます。実際、祝日の多い州ではだいたい15日、少ないところは8日ぐらいしか祝日がありません。

 その上、もしこれらの少ない祝日が週末と重なると、日本では「振替休日」となるところが、スイスにはそういった素敵なシステムはないので、その祝日をその年は泣く泣くあきらめることとなります。数年前、数日もの貴重な祝日が週末とかぶってしまった年がありました。その年は、落ち込んだ人たちが続出したとかしないとか(笑)。

 そんな中での、唯一の国の祝日である8月1日は、スイス各地でイベントが行われたり、夜には(ささやかながら)花火が上がったりと、にぎやかな日になりそうなので、楽しみにしています。





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