スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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<トブラローネ>からマッターホルンが消え、一般的な雪山のロゴになっています

<トブラローネ>からマッターホルンが消え、一般的な雪山のロゴになっています

 スイスといえば高級時計やアルプス、チーズ、そしてチョコレートなどを思い浮かべる方は多いと思いますが、昨今はスイスで作られていない商品も増えています。

 最近話題となったのは<トブラローネ>。1908年にスイスの首都ベルンで生まれたこのチョコレートも、商品の生産能力を増やすため、2023年から東欧スロバキアでも製造されるように。

 そのため「スイス」ブランド保護の法律に則(のっと)り、長らくシンボルとなっていたマッターホルン山頂のロゴが使用できなくなりました。


かわいらしい金色のウサギのチョコはドイツ製

かわいらしい金色のウサギのチョコはドイツ製

 そして日本でもおなじみ『リンツ』のチョコレートも、スイス国外で作られているものがあります。例えば現在スーパーなどの店頭に並ぶイースターのウサギのチョコレートは、スイスではなくドイツで作られているのだとか。


リンツの<エクセレンス>チョコは、フランスで製造されています

リンツの<エクセレンス>チョコは、フランスで製造されています

 また同じくリンツの<エクセレンス>シリーズの板チョコはフランス製。さらに丸くて様々な風味が楽しめる<リンドール>も、スイスのみならず米国やイタリアでも製造されています。


<リンドール>はスイス、米国、そしてイタリアで作られています

<リンドール>はスイス、米国、そしてイタリアで作られています

 スイスチョコレートが外国で製造されている理由として、スイス国内のみで製造していると世界の需要に追いつかないから、とのことですが、それにしてもスイスの空気、水、ミルクからできたチョコレートだと思っていたら、まさかの外国製だった、となるとちょっと複雑な気分になりそうな気はします――。



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