イタリア

イタリア:ミラノ

住江 美緒(すみえ みお)

職業…医療研究所勤務
居住都市…ミラノ(イタリア)

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テロ現場(Corriere della Sera 紙より)

テロ現場(Corriere della Sera 紙より)

 2009年10月12日(月)午前7時45分(現地時間)、ミラノ市(イタリア)西部にあるサンタバルバラ兵舎入口で、リビア人が手製爆弾を爆発させました。

 幸い爆弾の一部のみが爆発しただけでしたが、テロリストは片手と両目を失う重症、兵舎門を護衛していた兵士2人の1人は無傷、もう1人は爆発時に飛んだ破片が頭に当たりましたが軽症と、幸い非常に被害の小さいテロ攻撃でした。

 私はこの兵舎から車で3分のところに住んでおり、大病院の近くでもあるため、突然激しいサイレンを鳴らしながら、たくさんの救急車、消防車、警察関係の車が走っていくのを見て、「何か大きな事故でもあったのか?」と思っていましたが、まさかテロだったとは!

 このゾーンは比較的日本人が多い落ち着いた住宅地であり、知り合いでもドーンと言う爆発音を聞いた人がたくさんいます。

 テロ発生直後より数多くの報道が流れていますが、当初は「借金に埋もれ、健康上の問題も抱えたリビア人が行った、単発的且つ単独の行動」と言うニュアンスでしたが、先程入った最新ニュースでは、共犯者と思われる二人(リビア人とエジプト人)に逮捕状が出され、内一人の自宅からは40kgの硝酸アンモニウムが押収されたとのこと。硝酸アンモニウムは肥料として簡単に手に入るものですが、使い方によっては爆薬の材料になります。

 まさにテロではないですか!

 また、この3人は既にイタリア諜報機関から盗聴チェックもされていた人物で、「兵舎」の言葉が何度か電話で出てきていたとの事で、何故事前に防げなかったのか?と既に批判の声が上がって来ています。

 テロを防ぐ事は非常に難しい事ですが、やはり安全に生活が出来るように国民を守って欲しいものです。






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