ミラノの「なんちゃって和食」状況
2009.09.18 up
イタリアなので餃子にもプチトマト&パセリで飾り付け
イタリアのイエローページ(オンライン)で”Ristorante Giapponese”(リストランテ・ジャッポネーゼ)を検索すると、367件ヒットします。 数件は実際にはレストランではありませんが、そこそこの数の和食屋がイタリア全土にあることになります。イタリアでもご他聞に漏れずSUSHIブームが何年も続いており、イタリアの田舎でもSUSHIの看板を目にすることがありますが、やはり和食屋が一番多い街はミラノです。同イエローページには、ミラノの和食屋として60件近く登録されており、ローマの約2倍です。
しかし、実際に「日本人が経営している和食屋」になると、10件に満たないのです。後はほとんど中国人が経営している通称「なんちゃって和食」ですが、この全てがお味もサービスも「なんちゃって」なわけではなく、日頃気軽に行くには十分価値があるレストランもいくつかあるのです。和食はミラノでは立派なビジネスで、きりなく新しいお店が出来ます。
ところで我家の近所のTOKYOというなんちゃって和食店には、鍋焼きうどんと並んで「鍋焼きそば」と言うメニューがあります。一度怖いもの見たさでオーダーしましたが、お蕎麦がくったくたに煮込まれていて、残念ながらとても食べられたものではありませんでした。「こんなメニュー日本には絶対ないよね~」と言いながら、一緒に行った友人とネット検索をしたら、何と北海道ではあるんですね!そちらの物はさぞかし美味な事でしょう。
さて次回から順番にイタリア人独特の和食の食べ方やオリジナルメニューをご紹介したいと思います。
SHITAKE を頼むと本当にシイタケだけが!
レポーター「住江 美緒」の最近の記事
「イタリア」の他の記事
- 3022 ビュー
- 0 コメント
0 - Comments
Add your comments