オランダの朝は午前6時から始まります。6時から、という時間を限定できるのは、国民の約90％が起床するからです。オランダ人は、時間にこだわり、忠実な面もあるため、起床時間は厳守なのです。

起きたら何をするか？まずはテレビでも見ながら、コーヒーを飲んで…というのは夢のまた夢、という人が多いのが実情。起きたらすぐにささっとパンを食べ、食べながら服を着替えたら、仕事用の書類などを調べて…と、あわただしい時間を送ります。

サラリーマンやOLたちは、自家用車や自転車でで通勤する人がほとんどですが、運転する車の中で朝食をとったり、パンを片手に自転車を漕ぎながら、オフィスへと向かうOLもたくさんいます。

そんなあわただしさの中、ほっと一息入れることが出来るのは、午前10時のコーヒータイム。30分ほどの休息時間ですが、オフィスでも学校でも、オランダ人たちが解放されるひとときです。

この時間、コーヒーやティーをふるまってくれるのが、「コーヒー･ユフラウ（訳して、コーヒーを運んでくれる御婦人の意）」。同僚たちと一緒に歓談しながら、和やかな中、リラックスできるひと時。これこそが、オランダの朝の醍醐味、ともいえそうです。

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