フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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スペイン人建築家らによって造られた「Placa Reial(レイアール広場)」

スペイン人建築家らによって造られた「Placa Reial(レイアール広場)」

 私がバルセロナに来た理由の一つが、「レイアール広場」に魅せられたから…かもしれないと、思っています。
市観光局の統計では、訪れる観光客数がバルセロナ1を誇る広場です。
正直なところ、観光化された場所が「一番好き!」とは言いたくありませんが、誰もが素晴らしいと感動する結果なのですから仕方がありません。

そんな素敵な広場をご紹介したいと思います。
大道芸人の多いランブラス通りのすぐ横に位置し、コロンブスの塔が有る港も、目と鼻の先です。


広場に入る強い日差しを、高いアーチが和らげるさまが美しい

広場に入る強い日差しを、高いアーチが和らげるさまが美しい

 南国の香りがするヤシの木々と中央に一つ噴水が有る正方形に近い広場を、高いアーチの建物が四方を囲んでいます。
まるで「王様のパティオ」のごとく ゴージャスです。
迫力のある均整のとれた美しさを持った広場だと感じ、何度訪れても惚れ惚れします。


超人気レストラン「Les Quinze Nits(ラス・キンザ・ニッツ)」では、待つ客で常に長蛇の列

超人気レストラン「Les Quinze Nits(ラス・キンザ・ニッツ)」では、待つ客で常に長蛇の列

 昼間は観光客が噴水の周りに座って一休みしていますが、カフェやレストランなど有名どころが軒を揃え、フラメンコショーが見られるクラブもあるので夜も賑やかな広場です。

 実は…夜は『ひと夏の出会い』を求めて、人が集まることでも有名です。


天才ガウディの若い時の作品「ガス灯」が何気なく立っているのが、この街ならでは

天才ガウディの若い時の作品「ガス灯」が何気なく立っているのが、この街ならでは


日曜日は切手やコイン、栓の市場が並び、収集家らが熱心に交渉などしている

日曜日は切手やコイン、栓の市場が並び、収集家らが熱心に交渉などしている

 この神秘的美しさを持つ広場も、他の大都市同様、お祭りの時の野外コンサート会場にされたり、市場が立ったりして、残念な事に「静かな憩いの場」として放って置いてはくれません。

 ちょっぴり悲しい気もしますが、そもそも街の「広場」の使い道というのは、古代ローマ帝国時代からすでに、市民が交流する場なのですから、その意味ではフル回転し、大成功をしている世界でも有数の広場に違いありません。


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