オランダ

オランダ:アムステルダム

フリードリヒス カオル

職業…フリーライター

居住都市…アムステルダム市(オランダ)

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美しい夜景でアムステルダムを満喫

美しい夜景でアムステルダムを満喫

日本語で「飾り窓」という俗称で呼ばれる、アムステルダムの歓楽街。ここは世界各国からの人びとを惹きつける、著名な観光スポットでもあります。オランダで売春が合法なのは、いわずと知れた事実で、ここ以外の各都市にも「飾り窓」は存在します。迫る夕闇が、きらびやかなネオンサインやランプの明かりで美しく彩られると、この「飾り窓」地帯がにわかに活気づいてきます。


漁師町の面影を残すアムステル川

漁師町の面影を残すアムステル川

「飾り窓」の歴史は大変古いといわれています。かつて13世紀ごろ、小さな漁村だったアムステルダムにやってくる漁師や行商人たちのために、くつろぐ場所として作られたのがその始まりだそうです。


独特の雰囲気がある

独特の雰囲気がある

ところが近年、この歴史ある「飾り窓」を閉鎖したほうがいいのではないか? という動きが出てきました。人道的立場から、ここで働く女性たちを解放しよう、というのです。
しかし逆に、女性たちからの猛反対によるデモが相次ぐようになってしまいました。「プライドを持って職に就いているのに、私たちを無職にするのですか?」というわけです。


飾り窓地域に入ったら、カメラは御法度!

飾り窓地域に入ったら、カメラは御法度!

この反対運動によって、「飾り窓」はその長い歴史を閉じることなく、現在も、昔のように活気づいています。なるほど、アムステルダムの美しいルネッサンス式建築物を背景に、ネオンサインもきらびやかな光景を目の当たりにすると、ノスタルジックな思いに駆られるような気がしてきます。観光客の足が絶えない場所でもありますが、ここで働く女性たちを写真撮影したりすると、「営業妨害」とみなされ、警察に通報されますのでそれだけは要注意!



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