私が住んでいるアバディーンの家は、一言で表現すると「古い」です。
借家で、大家さんに会ったことも話したことも無いので築何年なのかは謎ですが、そこそこの年月を経た風格があります。
周囲の家も似たような外観なので、決して我が家だけ突出して古い訳ではないと思いますが。
どんな風に古いかと更に表現すると…
「ハリー・ポッターが住んでいそう」ってなところでしょうか。
何しろ、納戸にこんな鍵使ってますから。

※納戸の鍵なので、見えても大丈夫です
魔法が使えそうじゃありませんか…?
そんな我が家ですが、欧州の多くの国と同様、暖房方法はセントラル・ヒーティングです。
寒いこの街では、冷房付きのエアコンは標準装備されておらず、ひたすら暖房機能のみです。

ダイニングの壁に、こんなオン・オフスイッチが付いているのですが、このスイッチをONすると、各部屋にある下の写真のようなパーツが発熱するのです。

ただ、この暖房方法の落とし穴は、中央スイッチをONすると、家じゅうの暖房が起動してしまうということ。
なので、暖房が必要ない部屋は、上の写真の赤マル内のつまみで熱を弱めたり、その部屋だけOFFする必要があります。
で、これが冒頭の「家の古さ」とどうリンクするかと言うとですね、部屋によっては非常に古いパーツが現役で使われていたりするんです。

薄汚い写真で恐縮ですが、我が家の1階にあるバスルームの写真です。
一見、つまみがあるように思えますが、このつまみ回せません。
普段はほとんど人が出入りしない部屋を、無駄に温めてくれちゃう訳です。
UKの電力会社によっては、電気代の請求は数カ月分まとめてやってくるそうで、冬場はセントラルヒーティングのせいで「目玉がとび出るほど高くなる」とよく聞きます。
倹約家の日本人としては、自分たちがいるところだけ温かければいいのに…。
その調整のきかなさがイヤで、まだ我が家はほとんど暖房を使っていません。
でもこの記事を書いている日の最高気温は11度。
そろそろ暖房が恋しくなってきました。
娘にも風邪をひかせたくないし、そろそろ観念する時かもしれません。
でも彼女が保育園にいないタイミングは、いそいそと暖房を切り、厚着をして節約する私なのでした。
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