将来性のあるスペインの墓
2011.03.22 up
スペインのお墓は、このタイプが多い。高さ5メートル以上のモノもあり
すでにご存じと思いますが、欧州は日本と違い、火葬後の埋葬ではなく、遺体の入った棺を埋葬します。
埋葬とは、地下に埋めるものとばかり思っておりましたが、スペインに来て、地上に棺を並べる墓が存在する事を知りました。
初めて見た時は、塀の様な墓地に、軽いショックを受けました。
日本のカプセルホテルを見て、驚いた外人の感覚と同様であるかも知れないと思います。
まだ空いている段は、花などが置かれ飾られていました
お棺の大きさの穴がいくつも開いた大きな壁を墓地に建てます。
一つの穴に、一棺ずつすべり込ませて、蓋を鍵で閉じる埋葬法です。
コンクリートで密封する事もあります。
大理石で蓋を飾ったり、十字架がデザインされたり様々です
穴の大きさは均一で、氏名・年代などを刻み、装飾出来る部分は、蓋の部分のみと限られています。
フランスのように、故人へのメッセージの大理石版を置く事が出来ません。
リッチな人だからといっても、大きなお墓を購入というわけにはいかないようです。
縦1~2列を家族で買い取り、使用するのを好む人が見受けられました。
分かるような気がします。
1歳7カ月で亡くなった子の墓には、可愛いおもちゃが飾られていました
将来、場所が足りなくなる心配がない、空に向けてドンドン高く出来るタイプの墓は、日本でもパリでも問題になっている「墓地スペースの限界」を気にする必要がないので、なんとも将来性があるスタイルのお墓ではないでしょうか?!
フランス同様に、地下に埋葬するタイプもありますが、壁タイプが多いスペイン
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2 - Comments
より:
2011 年 11 月 14 日 10:33:50
ニュースサイトのリンクから来ました。
一つの横穴につき一つの棺を入れるのだとしたら日本の一族の骨壷を一つの墓に収納する方式よりもスペースを食って大変そうですね。
こちらのほうがスペース不足にならないのでしょうか・・・
別紙敦子より:
2011 年 11 月 14 日 23:23:14
そうですね。
火葬ではないので、どうしても人体の大きさのスペースが必要となりますね。
土に埋葬の場合、一つの墓石の下に、5つくらい棺桶が入るスペースが掘られてかなり深いです。
それでも、すぐにいっぱいになってしまいます。
ですから、古い棺桶を開けて、ほとんど骨のみになってしまっている方がたを、一緒に混ぜて一つの棺桶に入れてしまい、スペースを作るのが、本当のところです。
結局、日本のように骨壺に入れた方が、良いように感じました。
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