スウェーデン

スウェーデン:ウメオ

山本 グィスラソン 由佳(やまもと ぐぃすらそん ゆか)

職業:音楽関係
居住都市:ウメオ(スウェーデン)

前の月へ

2025.5

次の月へ
S M T W T F S
    1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

ライターやマッチの火遊びによる子どもの事故、世界各国どこでも起こりうる問題です。

日本で売られているライターにも、チャイルド・レジスタンス機構(子どもが取り扱いにくくした工夫)が徐々に取り入れられていますが、今年9月からは規制義務がさらに強化されるそうです。
EU内では2008年にチャイルド・レジスタンス機構の付いていないライターの販売は一律に全面禁止となりました。子どもが興味を引ける玩具のように見えるデザインのライターも、販売が禁止されています。

スウェーデンで販売されるライターには、チャイルド・レジスタンス機構の他に、もう一つ義務付けられていることがあります。それは注意事項の表示シールを貼ること、「子どもの火遊び注意」などといった事項が画像で示されています。


市販のライターに張られているシール 火事に注意、子どもの手の届かないところに置くように、といった注意事項が画像で示されています

市販のライターに張られているシール 火事に注意、子どもの手の届かないところに置くように、といった注意事項が画像で示されています

EU内全体で、毎年2000人近くもの子どもがライターで火傷を負い、そのうち約40人が亡くなっています。

ライターのチャイルド・レジスタンス機構のテスト方法とは、EU内での基準では、生後42~51ヶ月の子ども100人をパネルにし、着火できた子どもが15人以下であれば合格とのことです。それでも最大15%の子どもが着火出来る可能性があるということですから油断は絶対に禁物、子どもの手の届かないところに保管するという、保護者の責任が何より大事でしょう。

店頭におけるライターの販売場所も工夫されています。
タバコと違って販売に年齢制限があるわけではありませんが、大抵はカミソリなどの刃物と合わせて、子どもが簡単に手に取れないようにレジに保管されています。





レポーター「山本 グィスラソン 由佳」の最近の記事

「スウェーデン」の他の記事

0 - Comments

Add your comments

サイト内検索

Name(required)

Mail(will not be published)

Website

Archives