スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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すべての人に早く春が訪れてきますように!

すべての人に早く春が訪れてきますように!

 どんなに悲しいことや辛いことが次々に起ころうが、季節は気にせず再びまた巡るわけで、今年は何が何だかよく意識していないうちに4月になっていて、スイスでも木蓮やら桜、プリムローズが花開く季節となっていました。
 
 同時に私の職場でも、そんな「花」を添える存在の面々がやってきました。インターンたちがオフィスで研修を始めたのです。殆どがスイス人とドイツ人ばかりの職場なのですが、ここ1年で色んな国籍の人たちが同僚となり、かなり国際的になってきました!
 今までの研修生たちは、ポーランドやリトアニア、スイスなどヨーロッパ人ばかりだったのに、今回はブラジルと韓国からインターンを迎えることとなり、面白くなりそうです。


銀行などの金融機関や、ホテル産業、観光業など様々な分野で研修生たちがインターンシップをしています

銀行などの金融機関や、ホテル産業、観光業など様々な分野で研修生たちがインターンシップをしています

 日本と違い、ヨーロッパでは<新卒枠>で会社の求人がなされることは滅多にないので、こちらの学生たちは在学中にインターンシップなどの企業研修で経験を積み、将来の就職活動に備えます。
 実際、うちの会社ではインターンシップ→本採用となるケースがとても多いので、ヨーロッパでの就職への近道の一つなのかもしれません。


フリーペーパーなどの新聞にも求人がよく載っています

フリーペーパーなどの新聞にも求人がよく載っています

またある日には、また違う求職活動の現場を目撃することに。電車に乗っていると、私の隣りの席に座っていたフランス人らしき男性の携帯電話が鳴り出し、男性が話を電話の向こうの人物と話しだしました。
 盗み聞きするつもりはもちろんありませんでしたが、隣りの席だし声も大きいので聞こえてしまいます…。どうやら電話の向こうは人材紹介会社の人のよう。男性が即時にたどたどしい(?)英語に切り替えて話し始めたので、多分ドイツ語圏にある人材会社のスタッフと話をしていたのでしょう。

 給料のことや、希望勤務地のことなど色々聞かれていたようですが、彼は給料は前職の倍欲しい、みたいなこと言っていました。一見するとギョッとする発言にも思えますが、物価が高いスイスでは給与も近隣の国々よりも数倍高くなる、なんてこともありえるのです。
 さらに勤務地のことを聞かれると、男性は「どこでもいいです、ジュネーブ以外なら。ジュネーブは嫌いです!」とはっきり言い切っていました。ジュネーブで何があったんでしょうか、少し気になります(笑)……。
 結局フランス語圏フリブール州にある会社と電話面接することにまとまったようでした。

 良かった良かった。がんばって!




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