ローマの街灯はロマンチック?
2011.05.16 up
コロッセオとフォリ・インペリアーリ通りの街灯
日本に比べ、町の中はネオンや看板も少なく何となく暗く感じます。街の灯は薄オレンジ色で、町全体がオレンジ色に包まれた感じになります。とりわけ中心街の史跡に当てるライトアップは、とても趣がありロマンチックな雰囲気で溢れています。
イタリアは3月最終日曜より10月最終日曜までサマータイムが導入されます。この期間は暗くなるのが遅いので、自然の光の恵みの中開放された気分で日中を過ごし、逆に夜が来るのも待遠しくなります。
中心街ナッツィオナーレ通りの街灯に灯りがともるPM7:40
ローマの中心街、とりわけ史跡の多い地域の街灯は、黒の鉄柱に装飾が施されランプもお洒落です。場所によって街灯が立てられない所あるいは、幅広い通りには街灯と一緒に、建物間に電線を渡しそこに吊らしたランプもあります。私も23年前ローマに住み始めた頃、やや暗めの市内にこの吊られた薄オレンジ色のランプを遠目で見た時、満月と間違えたこともありました。
中心街ナッツィオナーレ通りの街灯PM8:25
一方、住宅街の街灯は簡素で、薄灰色の耳掻きの先がまがった昆虫の触覚のような形で、3階建て位の高さがあります。
日本の住宅街では、電線が家と家の間と電柱をつないで空間に圧倒間が感じられます。イタリアも街灯はありますが、電線や電柱がみられず空が広く見え、すっきりした感じがします。
住宅街の街灯に止まる鳩
一般的に家の中でも間接照明が好まれ、何となく薄暗く感じます。日本ではテレビを見るときは部屋を明るくするよう言われますが、イタリアではテレビを見る時は、小さな照明だけで部屋を暗くして見ます。イタリアの家電デ・ロンギ社よりテレビ用間接照明の商品も販売されています。
住宅街の通りの夜の街灯
今日本では節電に対して人々の意識が高まっています。日本に行くとその明るさに慣れ、活気と安心感をもたらしますが、ローマみたいに薄暗く感じても同じように生活はできます。一人一人が出来ること実行したいですね。
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1 - Comments
赤より:
2011 年 05 月 21 日 18:11:37
>イタリアではテレビを見る時は、小さな照明だけで部屋を暗くして見ます
へえ!意外です。
おうち映画館、のような発想でしょうか。
明るくするのとどちらが目にいいんでしょうね。
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