巨大ガリバーの横に置かれた帽子の中には、ミニガリバー像が見える
バレンシアで子どもたちに大人気なのが「ガリバー・パーク(el parque de Gulliver)」。
ガリバー旅行記(スペイン語では「Los viajes de Gulliver」)といえば、アイルランドの風刺作家ジョナサン・スウィフトにより仮名で執筆され、今では子どもたちにも大人気の本ですが、その主人公のガリバーの巨大像のなかに、色々な幅や角度の滑り台やアスレチックなどを盛り込んで、子どもたちの遊び場としたものが、このガリバー・パークです。
パークに入ると見える巨大なガリバーのオブジェクト。
ガリバーの髪の毛は角度がそれぞれ違った滑り台になっていたり、ガリバーの指一本いっぽんが上るオブジェクトになっていたり、ガリバーの靴のなかが隠れた滑り台だったり、とガリバーの体を探検しながら全身を動かして遊ぶことができるようになっている。
ソフトなマテリアルでできていて、角がない設計がされているなど、安全にも配慮されているのが嬉しい。
全身を使って上ったり下ったり。ガリバーの中に住む住人になっているようだ。
ガリバー像を上ったり、降りたりしていると、ふと気がつくことがある。私たちが、小人の国リリパットの国民になっているということだ。
また、巨大なガリバーのとなりにはガリバーの帽子を装ったまた別のオブジェクトが設置されていて、そのなかにはミニチュアのガリバーが見える。そちらのガリバー前では私たちが「巨人」だ。
このガリバーパークは体を思いっきり使って遊べるので大人にも子どもにも大人気だが、上記のように考えていくと奥が深いものが作られたなあと思わざるを得ない。
私も、ガリバーパークに行くようになってから、「ガリバー旅行記」の内容をきちんと知りたくて、今読んでいる最中である。現代に通じる現象が垣間見え、子どもだけではなく大人にこそもっと読んでほしい深い話だなあとつくづく思った。
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