スペイン

スペイン:バレンシア

大田 朋子(おおたともこ)

職業…ライター、エッセイスト、講演家

居住都市…ブエノスアイレス(アルゼンチン)
→ケント(イギリス)
→バレンシア(スペイン)

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リオ五輪を来夏に迎え、競技以外の関心事といえば、選手団の衣装。

というのも前回のロンドン・オリンピックの際は、スペイン選手団の衣装に非難が殺到。「これは金(メダル)をとりに行くものじゃない。銅を盗むための作業着のよう」「マクドナルドのレジ係り?」などといった辛口批判は、ロンドン大会中続いた。

スペイン・オリンピック委員会会長アレハンドロ・ブランコ氏は「好みの問題だ」と擁護したが、衣装への不満は選手団からももらされた。


国内かれは批判、国外からは揶揄の対象となった2012年ロンドンオリンピックのスペイン選手団の公式衣装

国内かれは批判、国外からは揶揄の対象となった2012年ロンドンオリンピックのスペイン選手団の公式衣装

批判が殺到した2012年の選手団の衣装は、ロシアのアパレル会社Bosco di Ciliegi が担当。同社が無償でデザインと生産を担った。国内デザイナーやブランド、メーカーからは提案がなされず、競合なしで受注した経緯がある。

オリンピックはスポーツ選手を送り出すだけではなく、スペインという国のイメージを世界にアピールする機会、自国のデザイナーから選抜し、繊維産業をも取り込んで経済を活性化する機会とすべきだとの意見も相次いだ。古くから繊維産業が盛んなスペインだけに納得のいく言い分でもあった。

しかし、スペインでは北京オリンピック以降、オリンピックのユニフォーム制作にスポンサー制を採用。ということは、スポンサーにとってメリットがなければ出資はされない。現在の低迷が続くスペイン経済で、スポンサーになれる資金力を持つ会社が一体どれくらいあるだろう……。

次回のリオ五輪では、誰がユニフォームを担当するかに注目が集まる。





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  • 2 コメント

2 - Comments

尾田より:

2016 年 01 月 07 日 17:37:17

たしかに好みの問題はありますよね。
私には写真のユニフォームがDHLの会社のユニフォームに見えて
しょうがないです!笑

ボッティング大田朋子より:

2016 年 01 月 27 日 07:17:31

確かに!DHL社のユニフォームに見えます!(笑)

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