![パンク修理を行う男性と屋台の持ち主。二輪、屋台、自転車‥ 訪れる客もさまざまだ。](../image/20121026235441_1.jpg)
パンク修理を行う男性と屋台の持ち主。二輪、屋台、自転車‥ 訪れる客もさまざまだ。
中国とインドに次いで、二輪車販売台数が世界第3位のインドネシア。主な移動手段は今もオートバイですが、高層ビルが林立するジャカルタでもまだ道路はボコボコ。最近では道路に釘をまき、運転手が修理している隙を狙って貴重品を奪う手口も横行しており、ジャカルタは二輪車のタイヤには優しくない環境です。
その上、家族で買い物や外食に出掛けるときは4人乗りをする一家や、大荷物を載せて走行する運転手もおり、タイヤに掛かる重さは想像以上です。タイヤの溝が多少削れすぎていても辛抱強く乗り続けるので、パンクが起きることもしょっちゅうです。
そんな庶民の味方が、通りのあちこちに見掛ける路上のパンク修理屋。空気圧縮機(コンプレッサー)を商売道具に、1タイヤ1万ルピア(約85円)ほどで修理をこなしていきます。
目抜き通りの脇道で15年前から路上修理店を営むチャリックさん(40)は、二輪のほか、移動式屋台(カキリマ)のパンク修理や空気入れもこなしています。多い日は1日に100人の客が訪れることもあるとか。「二輪車も増えてますし、儲かっていますか」と聞くと、辺りを見渡し「あちこちに同じような店があるから、収入はほとんど変わってないんだ」と苦笑いで答えてくれました。
たいていはインドネシア語で「TAMBAL BAN」(タイヤ修理)と白塗りしたタイヤを掲げ、多くの店が看板代わりにしている。
![路上の修理屋はたいていはバイクタクシーのたまり場の近くにある。](../image/20121026235441_2.jpg)
路上の修理屋はたいていはバイクタクシーのたまり場の近くにある。
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