インドネシア

インドネシア:ジャカルタ

岡坂泰寛(オカサカヤスヒロ)

職業…記者(邦字新聞「じゃかるた新聞」記者)

居住都市…ジャカルタ(インドネシア)

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ヤギと鶏肉の串焼きを焼くおじさん。深夜2時近くまで営業しており、「休日の夜は大忙しいさ」

ヤギと鶏肉の串焼きを焼くおじさん。深夜2時近くまで営業しており、「休日の夜は大忙しいさ」

 ジャカルタではイスラム教徒が多いため、宗教で食べることが禁じられている豚肉を料理する店は、都市部ではあまり見掛けません。鶏肉の素揚げやスープ、炒め物など、鶏肉を使ったメニューが一般的です。
 そんな中、庶民に愛されているのがヤギ肉。串焼きといえば「鶏肉よりヤギ肉」というインドネシア人も少なくありません。インドネシア語でヤギの串焼きを「サテ・カンビン(サテ・カンビン)」と言います。
 深夜のジャカルタ。庶民のほか外国人旅行者も集まる目抜き通り近くの裏通りで、炭火で焼く串焼きの煙をもくもくさせている路面店がありました。近火の強火でいっぺんに十数本焼いています。
 お店の人に聞くと、なんと1日に1500本を売るという人気店。早速、ヤギの串焼きを10本注文しました。店には観光客と見られる外国人や、仕事帰りらしきインドネシア人の若者たちの姿もありました。
 運ばれてきた皿には、焼きたてのヤギの串焼きにピーナッツソース、きゅうりや人参の漬物が添えてありました。食べてみると、ヤギ肉が柔らかくて脂がたっぷりのっていてジューシー。見た目は痩せているヤギの印象とは随分違っていて驚きました。くさみも少なく、ライムなどをしぼって食べると、白いご飯とも合いました。
 値段は、ヤギの串焼き10本で30,000ルピア(約300円)。ほかにも、ご飯と鶏串、ソト・マドゥラと言われる牛肉のスープをたいらげ、この日の夕飯は計58,000ルピア(約580円)。インドネシアの安い物価からすれば随分なごちそうです。
 初めて食べるには勇気が少し要るヤギ肉。その晩、ヤギが夢に出てきてうなされることもなく、また近々食べに行こうと楽しみが増えたのでした。


ヤギの串焼き。少し白っぽいのは鶏肉。串焼きの下にはたっぷりの甘辛いピーナッツソース。ご飯ともよく合いました

ヤギの串焼き。少し白っぽいのは鶏肉。串焼きの下にはたっぷりの甘辛いピーナッツソース。ご飯ともよく合いました





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  • 1 コメント

1 - Comments

taboboboboより:

2011 年 02 月 19 日 23:49:55

ヤギ肉、非常に旨そうですねo(^▽^)o

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