12月１６日、米コネティカット州ニュータウンの小学校で起きた銃乱射事件。同じ年頃の子供を持つ親として、報道を見るのも耐えらないほど悲しい事件でしたが、いろいろな方面で影響がでています。オバマ大統領は銃規制の強化を訴え法的規制に向けて働きかけを始め、武器を持つ自由を尊重するアメリカの世論にも変化が起こっています。

もうひとつの論議としては、学校ロックダウン規制をどうするかというもの。このような非常事態に教職員、生徒はどのように行動するべきか、学校をどのようにデザインするか意見が分かれています。現在の学校ロックダウン規制では、学校のキャンパス内、又はその周辺で緊急の事態が起きた場合、学校全体が各クラス内から鍵をかけ、事が解決するまで待機することになっています。コネチカット事件後は、教職員にも武器を持たせよ、というような過激な議論まで起こり、議論の行方が注目されています。

我息子の通う地元の小学校でも、今年から学校は柵がめぐらされ、授業中はオフィスを通過しないと、一切外から入れないようになりました。実はこれをめぐって賛否両論の議論が起こり、個人的には正直そこまでする必要があるのか？と疑問に思っていました。しかしこのような残虐な事件をまのあたりにすると、銃社会アメリカの怖さを実感。普段は事件も滅多に起こらないような比較的安全なところに住んでいるものの、万が一に備えることの大切さを感じてます。

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