2012年7月から8月にかけてロンドン・オリンピックが開催されるイギリス。
しかし5月・6月に催された一連のエリザベス二世在位60周年イベントに押され、ロンドンでも全くオリンピック気分は盛り上がっていないそうです。

地元ロンドンがそんな調子なので、遥かかなたのアバディーンでは全く別世界のお話のような気分でいました。
しかし、5月19日にスタートした聖火リレーが、開始24日目にしてこのアバディーンにやってきたのです！

6月11日・12日の2日かけて行われるのですが、私が住んでいる界隈は初日の11日のルートに当てはまりました。
午前中にアバディーン郊外をスタートし、我々の近所に到着するのは午後7時ごろだとのこと。

なので3歳の娘と、偶然昨日から遊びに来ていた実家の両親を連れ、午後6時頃から街に繰り出しました。

でも街の様子を見る限りまだ時間がかかりそうだったので、沿道のコーヒーショップで待機すること数十分。
なんと、お店の目の前に聖火ランナーを乗せたバスが到着し、走者が1人降りたのです！

そして店外に出ると、オリンピック・スポンサーの宣伝カーが数台通過していきます。

いよいよ聖火ランナーが近づく気配を感じたので、家族で分担し、2か所でカメラを構えてスタンバイしていました。

すると、やっと聖火ランナーが到着！
しかし周囲に護衛や伴走のスタッフが溢れかえり、何度シャッターを切っても走者の前に他の人が重なってしまうのです。
やっととれた写真は、下のような後姿のみ…。

ああ残念！
みなさまにこんなつまらない写真しかお見せできないのかとガッカリしました。

しかし、奇跡は起こりました。

別の場所で待機していた両親の目の前で、走者交代が行われ、間近で聖火の写真が撮れたのです！

左の男性が、私の前を通り過ぎて行った、後姿写真の男性です。
ゴルフ好きの父は、すぐゴルファーのColin Montgomerie（コリン・モンゴメリ）氏だと分かったそうです。
後から調べたところ、やはりモンゴメリ氏ご本人でした。

残念ながら次の走者の方は何方か分かりませんが、走者はアバディーンの市民の老若男女から選ばれているそうです。
事前に読んだ地元紙の記事で、熱心にボランティア活動に従事する女性が選ばれたというエピソードも知りました。
（オリンピック公式ホームページで聖火ランナー全員のプロフィールが読めるのですが、走る順番にならんでいないのと顔写真の無い方がいるため、モンゴメリ氏の次の方は何方か分かりませんでした）

そんなことから、我が家では俄然オリンピック熱が上がって参りました。
ロンドンまで見に行くことは無いと思いますが、時差なしなのでぜひ色々な競技を見て行きたいと思います。

【参考ページ】
ロンドン・オリンピック公式サイト
http://www.london2012.com/

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