フーリガン対策で武装する警官 EURO2012 その2
2012.06.22 up
Mail Onlineより;武装警官とサポーター
フーリガンは暴力・破壊行為が一種のスポーツです。
理由はあとからついてきます。きっかけなんて、なんだっていいのです。
前回の投稿でレイシズムが問題になっていることをお伝えしました。
でも有色人種だけでなく、彼らにとって外国人であれば、攻撃の対象になってしまうようです。
ポーランド南部のウッチ( Lodz)市でユーロカップ2012(UEFA欧州選手権2012) のキックオフを待ちわびながらパブで飲んでいたサッカーファンが、地元のフーリガンに襲われました。
ボコボコにされた被害者たちは道路にころがって、しばらく立ち上がることもできませんでした。
目撃者によると「死んでしまったのかと思った」そうです。
襲ったフーリガンの数、50人。縄張り意識が強いのでしょうか「よそ者は異端者、排除しろ」そんな精神構造の持ち主たちのようです。押収されたナイフなどを見ると、ちょっとした小競り合いの粋を超えていて背筋が寒くなります。
対抗するためぶあつい防弾チョッキをつけたウクライナ・ポーランドの警察官たちの出で立ちは、ミリタリーかとみまがう重装備で、まるで戦争です。
暴徒たちを制圧するための拳銃に催涙ガス、手錠を携帯しています。
いとも恐ろしいのが警察犬です。獰猛そうな犬たちは、ただちに”睾丸”に噛み付くよう訓練されているのだそうです。
「無慈悲で冷酷な警官隊は容赦せず」のイメージをうえつけておかないと、フーリガンたちになめらてしまうからです。
ところでパブでの乱闘のきっかけは、オランダ代表チームがレイシスト(人種差別)に抗議したのがきっかけとMailOnline(ウェブ新聞)に書かれていました。
次の投稿では、オランダ代表チームが公開練習中にレイシストのターゲットになってしまったいきさつをお話します。
【参考ページ】
▼Mail Online
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2156303/Euro-2012-Polish-thugs-hurl-racist-abuse-monkey-chants-Holland-stars-Krakow.html?ITO=1490
▼ミラー
http://www.mirror.co.uk/news/uk-news/euro-2012-50-polish-thugs-867613
Mail Onlineより;ヒットラー万歳を連呼する反ユダヤ主義(ネオナチ)の群集
Mail Onlineより;押収された武器
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